はじめに
このドキュメントでは、Bug Search ツールで表示されるバージョン ZD/ZN について記載してあります。
概要
すでに『Cisco NX-OS Software リリースに関して』にて、不具合修正バージョンの確認方法について説明がされていますが、最近 Nexus 7000 シリーズや Nexus 5000 シリーズの不具合に対し、"Known Fixed Releases" に ZD/ZN といった文字が含まれるバージョンが記載されています。 このドキュメントはそれらのバージョンに対する補足となります。
表記について(オプション)
過去の NX-OS のリリースでは Nexus 7000 と Nexus5000 のプロダクト毎に同様の不具合が別々に登録されていることが多々あり、また一方のプロダクトにしか不具合修正が行われていない事が散見されました。
この問題を解決するため 7.0 リリース以降 (Nexus 7000 は CY15 中にリリース)はベースとなるコードを統一し、そこから各プロダクトに依存したコードをマージするような開発体制となっており、それぞれのベースコードにもトレインが用意されています。
バージョン | 説明 |
7.x ZD | Nexus 7000 シリーズ用のベースコード |
7.x ZN | Nexus 5500/5600/6000 シリーズ用のベースコード |
また、その他にも "D"、"HRS"、"RTG"、"OTT" といった表記もありますが、これらは上記のベースコードに改修をマージする前に、各担当で修正を行ったバージョンとなり、実際の改修バージョンの判断には使用しません。
改修バージョンの判断の仕方
先にも記載した『Cisco NX-OS Software リリースに関して』の内容に則った修正バージョンの記載がなく、ZD/ZN を含むバージョンしか記載がない場合、以下のように修正バージョンを判断いたします。
- 7.1(0)ZD(0.x): CY15 にリリースされた 7.2(0)D1(1) にて改修されています
- 7.2(0)ZD(0.x): CY15 にリリースされた 7.2(0)D1(1) にて改修されています
- 7.1(0)ZN(0.x): すでにリリースされている 7.1(0)N1(1) にて改修されています
- 7.2(0)ZN(0.x): CY15 にリリースされた 7.2(0)N1(1) にて改修されています
# 7.xD トレインは 7.2D が最初のリリースとなるため 7.2(0)D1(1) が最初の改修バージョンになります
「このドキュメントの情報は、2015年8月の時点でのものとなります。このドキュメントの内容について予告なく変更される場合があります。」
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