■作業前
【FE作業】
1. UCSMのEquipment タブ 配下、該当サーバーを選択します。
(Equipment > Chassis > Chassis X > Servers > Server X)
右画面 Inventory タブ配下、CPUs タブを選択し、 対象の Processor 情報で、Overall status,Operability 等ステータスを確認
以下のURLの「1-2. CPU」も参照してみてください。
https://supportforums.cisco.com/ja/document/12392706
■作業手順
【お客様作業】
1. サーバー(OS)をシャットダウンし、電源を停止します。
1-1. UCS Manager にログインします。
1-2. Equipment タブ に移動し、 Chassis > Chassis X > Servers > Server X に移動します。
1-3. 現在の状態をFault Summary欄にて確認します。【作業後の状態と比較するためメモしておきます】
1-4. 右側の画面の Actions より、Shutdown Server を実行します。
1-5. Gracefully shutdown OS にチェックが入っている事を確認し OK をクリックします。

1-6. Overall Status が Power Off となっている事を確認します。

【FE作業】
2. 該当サーバーに適用されている Service Profile の Disassociation 実施、完了を待つ
(Servers タブ配下 servers > Service Profile 配下該当 Service Profile を選択、
右画面 General タブを選択、Actions 項目内、Disassociation Service Profile を選択、確認画面で OK をする)
3. 該当サーバーの Server の Decommission 実施、完了を待つ
(Equipment > Chassis > Chassis X > Servers > Server X、
右画面 Action 項目内 server maintenanceをクリック、Maintenance Server 画面で、Decommission を選択して、確認画面で OK をする)
4. UCS Manager 上で該当サーバースロットが赤くなっていることを確認
Needs Resolution と表示される。
5. 該当サーバをシャーシから引き抜き、引き抜いた旧サーバの情報をdecommissionedから削除する。
UCSM -> ①Equipment -> ②右ペインのDecommissionedタブ -> Servers -> ③旧サーバのRecommissionにチェックし、④Save Changes ボタンをクリック。

6. Top cover を開ける
7. 該当 CPU 上の CPU Heatsink を抜く
8. 該当 CPU を抜く
9. 交換用 CPU を挿入する (オーダーされたCPUと同じCPUが来ているか、以下の赤枠内の型番を確認してから実施してください。以下は、PID: UCS-CPU-E5-2650 に該当するCPUとなります)

10-1. (CPU Heatsink のスペア品がある場合) CPU Heatsink に貼付されているグリースのカバーを外す
10-2. (CPU Heatsink のスペア品がない場合) 抜いた CPU Heatsink に付着した古いグリースをグリースリムーバー等で拭き取り、交換した CPU 上に CPU に同梱されているグリースを塗る
11. CPU Heatsink を該当 CPU 上に取り付ける
【注意1】CPUのピン側にグリースが付着していないか入念に確認して下さい。
ピンにグリースが付着していると、CPUが認識されず、サーバが起動出来ない原因となります。
参考URL: https://supportforums.cisco.com/ja/document/12327486
【注意2】ヒートシンクは、フロントからリアへのエアフローが考慮されており、取り付ける方向が決まっております。サーバーのタイプによっては、ヒートシンクが正方形をしており、物理的にエアフローを妨げる方向に装着出来てしまいます。この場合、CPUが十分に冷却されずに温度エラーを通知してくる可能性があります。
必ず、矢印(<=====>)の向きを確認し、取り付ける方向を誤らないようご注意ください。

(例) B200 M1/M2 のヒートシンク

(例) B200 M3 のヒートシンク
12. Top cover を閉める
13. 該当サーバーをシャーシに戻す
14. サーバーをシャーシに戻すことで自動的にDiscoveryプロセスがスタートし、完了すると該当サーバがUnassociatedのステータスになる。Discoveryがスタートしない場合、Equipment タブから該当サーバーを選択し、
Actions よりReacknowledgeを選択、確認画面で OK をクリックし、
該当サーバーが Unassociated のステータスとなるのを待つ
15. 次の手順16実施後、誤ってサーバーが自動起動しないよう、Initial Power State をDownにする。
(Servers タブ配下 Servers > Service Profile 配下該当 Service Profile を選択、
右画面 General タブを選択、Actions 項目内、Change Initial Power State を選択、設定画面で down にチェックし OK をする)
16. 該当サーバーに Service Profile を Associateし、完了(Power Off もしくは OK)を待つ。
(Servers タブ配下 Servers > Service Profile 配下該当 Service Profile を選択、
右画面 General タブを選択、Actions 項目内、Change Service Profile Association を選択、Associate Service Profile 画面で該当サーバーを選択、確認画面で OK をする)
■作業後
【FE作業】
1. UCSMのEquipmentタブ 配下、該当サーバーを選択します。
(Equipment > Chassis > Chassis X > Servers > Server X)
右画面Inventoryタブ配下、CPUs タブを選択
Overall status, Operability, PID(誤ったPIDが入っていないか) 等のステータスを確認
【お客様作業】
2. OSをブートさせる
(Equipment > Chassis > Chassis X > Servers > Server X
右画面 Action項目内 Boot Server をクリック、確認画面で OK をする)
3. OSレベルの動作確認を実施