[UCS C] C220M5/C240M5のSDカード交換手順(同期モード：Manual版)

[Nurin Izzati]

はじめに

本ドキュメントでは、UCS C220M5/C240M5のSDカード交換手順（同期モード：Manual版）について説明します。
同期モードがAutoの場合、下記のリンクより、ご確認ください。

[UCS C] C220M5/C240M5のSDカード交換手順 

[作業前確認]

- お客様作業 (FE 作業前)

1. 該当サーバのOSをシャットダウンし、電源をオフにします。
2. 作業対象特定のために、CIMCの以下のメニューで[ロケータLED] を点灯してください。

- FE作業

1. 発生しているFaultを確認します。

1-1. CIMCの[シャーシ]タブで[障害とログ]メニューを選択し、右画面の[障害の概要]を確認して、発生しているFaultを
確認します。こちらのFaultについては後ほど確認するため、念のためメモしておいて下さい。

以下は正常な状態のステータス画面ですが、実際にSDカード不良が発生した場合などは "Fault" が表示されていること
を確認してください。

2. SDカードの状態を確認します。

2-1. CIMC画面から、左上の[Navigation]をクリックし、[ストレージ]タブの配下にある[シスコ Flex Flash]を選択します。
右画面から[全般]タブを選択して、[コントローラステータス]を確認します。
2-2. [仮想ドライブ]タブを選択して、仮想ドライブの[ドライブステータス]を確認します。
2-3. [物理ドライブ]タブを選択して、SDカードの[ステータス]及び[ヘルス]を確認し、正常のSDカードのカードモードは
[mirror-primary]になっていることを確認します。正常のSDカードは[mirror-primary]ではない場合、ステップ3に進み
ください。正常のSDカードは[mirror-primary]である場合、【作業手順】に進みください。



3. 正常のSDカードのカードモードをPrimaryとして設定します。

3-1. CIMC画面から、左上の[Navigation]をクリックし、[ストレージ]タブの配下にある[シスコ Flex Flash]を選択します。
3-2. 右画面から[全般]タブで[カードの設定]を選択します。


3-3. Auto Syncのチェックを外して、[プライマリカードの選択:]で障害カード以外のSlotを選択し、保存をクリックします。



3-4. 確認画面が表示され、OKを選択します。



3-5. 正常のSDカードのカードモードは[mirror-primary]になっていることを確認します。

【作業手順】

- FE 作業
1.対象のサーバに接続されている電源ケーブルと、その他のケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてから
ケーブルを抜きます。
2.サーバをラックの前面に引き、トップカバーを開きます。
3.該当SDカードを抜きます。

*M5サーバーの場合、SDカードを取り外す前にミニストレージ モジュール キャリアを取り外す必要があります。
　詳細手順につきましては、以下の内容を確認してください。

　[C220 M5]
　ミニストレージ モジュールの交換

　※SD スロット 1 はキャリアの上部にあり、SD スロット 2 はキャリアの下部にあります。

　[C240 M5]
　ミニストレージ モジュールの交換

　※SD スロット 1 はキャリアの上部にあり、SD スロット 2 はキャリアの下部にあります。

注釈：M.2 SSDの搭載位置について説明します。

スロット 1（上部）は、最初の SDカードです。（CIMC上での表示はSLOT-1です）



スロット 2（裏側）は、2 番目の SDカードです。（CIMC上での表示はSLOT-2です）

4. 交換用SDカードを挿入します。

SLOT1の場合：



SLOT2の場合：



5. カバーを閉めます。
6. サーバを元に戻します。
7. 先ほど抜いた電源コード以外のケーブルをラベリング通りに戻します。
8. 電源コードを Power Supply にしっかり装着します。

【作業後の確認】

- FE作業
1. CIMCの画面にて、交換したSDカードの[ステータス]が[present]及びSDカードの[同期モード]が[manual]になっている
ことを確認します。

3. CIMC画面から、左上の[Navigation]をクリックし、[ストレージ]タブで[シスコFlexFlash]メニューを選択します。
右画面の[仮想ドライブ]をクリックして、該当仮想ドライブをオンします。
4. [仮想ドライブの同期]をクリックします。確認画面を表示し、[OK]をクリックします。



5.同期が進んでいることを確認し、同時の完了まで待ちます。



6. 同期が完了したら、[物理ドライブ]タブで交換したSDカードの[ステータス]と[ヘルス]が正常になっていること
を確認します。



7. [仮想ドライブ]タブで該当仮想ドライブをオンし、[仮想ドライブの有効化]を選択します。確認画面を表示、
OKを選択します。



8. [ホストアクセス可能]をConnectedになっていることを確認します。



- お客様作業 (FE 作業後)
1. CIMCのvKVM上で、ブートメニューにてOSが表示されることを確認します。

2. OSを起動させ、動作に問題ないことを確認します。

参考情報

Cisco UCS C220 M5 サーバ設置およびサービス ガイド
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/C220M5/install/C220M5.html

Cisco UCS C240 M5 Server 設置およびサービス ガイド
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/c240sdm5/install/c240sdm5.html

[UCS C] C220M5/C240M5のSDカード交換手順
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4425131

Flexflash Controller FX3Sを搭載したCIMCのパーティション化されていないSDカードのトラブルシューティング
https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/docs/servers-unified-computing/ucs-c-series-rack-servers/215930-troubleshoot-unpartitioned-sd-cards-in-c.html

UCS M5 Servers - Flex Flash Controller -UCS-MSTOR-SD
https://www.youtube.com/watch?v=_wf2pK5vCgs&t=206s

[Nurin Izzati]

はじめに

本ドキュメントでは、UCS C220M5/C240M5のSDカード交換手順（同期モード：Manual版）について説明します。
同期モードがAutoの場合、下記のリンクより、ご確認ください。

[UCS C] C220M5/C240M5のSDカード交換手順 

[作業前確認]

- お客様作業 (FE 作業前)

1. 該当サーバのOSをシャットダウンし、電源をオフにします。
2. 作業対象特定のために、CIMCの以下のメニューで[ロケータLED] を点灯してください。

- FE作業

1. 発生しているFaultを確認します。

1-1. CIMCの[シャーシ]タブで[障害とログ]メニューを選択し、右画面の[障害の概要]を確認して、発生しているFaultを
確認します。こちらのFaultについては後ほど確認するため、念のためメモしておいて下さい。

以下は正常な状態のステータス画面ですが、実際にSDカード不良が発生した場合などは "Fault" が表示されていること
を確認してください。

2. SDカードの状態を確認します。

2-1. CIMC画面から、左上の[Navigation]をクリックし、[ストレージ]タブの配下にある[シスコ Flex Flash]を選択します。
右画面から[全般]タブを選択して、[コントローラステータス]を確認します。
2-2. [仮想ドライブ]タブを選択して、仮想ドライブの[ドライブステータス]を確認します。
2-3. [物理ドライブ]タブを選択して、SDカードの[ステータス]及び[ヘルス]を確認し、正常のSDカードのカードモードは
[mirror-primary]になっていることを確認します。正常のSDカードは[mirror-primary]ではない場合、ステップ3に進み
ください。正常のSDカードは[mirror-primary]である場合、【作業手順】に進みください。



3. 正常のSDカードのカードモードをPrimaryとして設定します。

3-1. CIMC画面から、左上の[Navigation]をクリックし、[ストレージ]タブの配下にある[シスコ Flex Flash]を選択します。
3-2. 右画面から[全般]タブで[カードの設定]を選択します。


3-3. Auto Syncのチェックを外して、[プライマリカードの選択:]で障害カード以外のSlotを選択し、保存をクリックします。



3-4. 確認画面が表示され、OKを選択します。



3-5. 正常のSDカードのカードモードは[mirror-primary]になっていることを確認します。

【作業手順】

- FE 作業
1.対象のサーバに接続されている電源ケーブルと、その他のケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてから
ケーブルを抜きます。
2.サーバをラックの前面に引き、トップカバーを開きます。
3.該当SDカードを抜きます。

*M5サーバーの場合、SDカードを取り外す前にミニストレージ モジュール キャリアを取り外す必要があります。
　詳細手順につきましては、以下の内容を確認してください。

　[C220 M5]
　ミニストレージ モジュールの交換

　※SD スロット 1 はキャリアの上部にあり、SD スロット 2 はキャリアの下部にあります。

　[C240 M5]
　ミニストレージ モジュールの交換

　※SD スロット 1 はキャリアの上部にあり、SD スロット 2 はキャリアの下部にあります。

注釈：M.2 SSDの搭載位置について説明します。

スロット 1（上部）は、最初の SDカードです。（CIMC上での表示はSLOT-1です）



スロット 2（裏側）は、2 番目の SDカードです。（CIMC上での表示はSLOT-2です）

4. 交換用SDカードを挿入します。

SLOT1の場合：



SLOT2の場合：



5. カバーを閉めます。
6. サーバを元に戻します。
7. 先ほど抜いた電源コード以外のケーブルをラベリング通りに戻します。
8. 電源コードを Power Supply にしっかり装着します。

【作業後の確認】

- FE作業
1. CIMCの画面にて、交換したSDカードの[ステータス]が[present]及びSDカードの[同期モード]が[manual]になっている
ことを確認します。

3. CIMC画面から、左上の[Navigation]をクリックし、[ストレージ]タブで[シスコFlexFlash]メニューを選択します。
右画面の[仮想ドライブ]をクリックして、該当仮想ドライブをオンします。
4. [仮想ドライブの同期]をクリックします。確認画面を表示し、[OK]をクリックします。



5.同期が進んでいることを確認し、同時の完了まで待ちます。



6. 同期が完了したら、[物理ドライブ]タブで交換したSDカードの[ステータス]と[ヘルス]が正常になっていること
を確認します。



7. [仮想ドライブ]タブで該当仮想ドライブをオンし、[仮想ドライブの有効化]を選択します。確認画面を表示、
OKを選択します。



8. [ホストアクセス可能]をConnectedになっていることを確認します。



- お客様作業 (FE 作業後)
1. CIMCのvKVM上で、ブートメニューにてOSが表示されることを確認します。

2. OSを起動させ、動作に問題ないことを確認します。

参考情報

Cisco UCS C220 M5 サーバ設置およびサービス ガイド
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/C220M5/install/C220M5.html

Cisco UCS C240 M5 Server 設置およびサービス ガイド
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/c240sdm5/install/c240sdm5.html

[UCS C] C220M5/C240M5のSDカード交換手順
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4425131

Flexflash Controller FX3Sを搭載したCIMCのパーティション化されていないSDカードのトラブルシューティング
https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/docs/servers-unified-computing/ucs-c-series-rack-servers/215930-troubleshoot-unpartitioned-sd-cards-in-c.html

UCS M5 Servers - Flex Flash Controller -UCS-MSTOR-SD
https://www.youtube.com/watch?v=_wf2pK5vCgs&t=206s