本ドキュメントではUCS C220M6/C240M6においてM.2 RAID コントローラ(UCS-M2-HWRAID)の交換手順について説明します。
[交換対象パーツ]
UCS-M2-HWRAID
【作業手順】
■お客様作業
1.該当サーバのOSをシャットダウンし、電源をoffにします。
2.作業対象特定のために、CIMCの以下のメニューで[ロケータLED] を点灯してください。

■FE作業
1.対象のサーバに接続されている電源ケーブルと、その他のケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてからケーブルを抜きます。
2.サーバをラックの前面に引き、トップカバーを開けます。
3.RAIDコントローラの搭載位置を特定し、マザーボードから取り外します。
[C220M6]
CPU 2 と PCIe ライザー 3 の間にあるエアー バッフルを持って取り外します。
下図の赤い枠はRAID コントローラの位置を示しております。

コントローラ ボードの両端のコントローラを固定しているクリップを外側に押します。
コントローラ ボードを持ち上げ、マザーボードのソケットから外してから、静電気防止シートの上に置きます。

[C240M6]
RAIDコントローラはPCIe ライザー 2 と 3 の間のソケットにあります。(下図を参照してください)

プラス ドライバ2番を使用して、コントローラ ボードを持ち上げ、マザーボードのソケットから外してから、静電気防止シートの上に置きます。

4.M.2 SSD をコントローラから取り外します。
M.2 SSDはコントローラから抜けないようにネジ止めされていますので、プラスドライバ1番を使用してネジを外します。
注釈:M.2 SSDの認識順序について説明します。
スロット 1(画像上・表側)の SATA M.2 ドライブは、最初の SATA デバイスです。(CIMC上での表示はPD-253です)
スロット 2(画像下・裏側)の SATA M.2 ドライブは、2 番目の SATA デバイスです。(CIMC上での表示はPD-254です)

5.M.2 SSDを新しいコントローラに取り付けます。
S/Nなどがプリントされているラベルが表になるように装着してください。
M.2 SSDを装着後、ネジ止めします。

6.元通りにコントローラをマザーボードに取り付けます。
7.サーバにトップカバーを戻します。
8.サーバをラックの元の位置に戻し、ケーブルを再度接続します。
[作業後確認]
■FE 作業
1. CIMC で該当M.2 RAID コントローラとM.2 SSDのステータスを確認します。



■お客様作業
1 .ホストシャットダウン時に点灯させたロケータLEDを消灯します。
2.正常性を確認した上で、サーバを起動します。