はじめに
本ドキュメントでは、UCS C225 M6 / C245 M6 FAN モジュール交換手順について説明します。
[交換対象パーツ]
C225 M6 の FAN モジュールの型番 (PID) は UCSC-FAN-C220M6= となります。また、C245 M6 の FAN モジュールの型番 (PID) はUCSC-FAN-C240M6= となります。
[注意点]
FAN はホットプラグ対応のため、オンラインで交換可能ですが、交換中は冷却能力が低下するため、1分以内に交換するようにしてください(各インストレーションガイドにも注意が記載されています)。
サーバをラックから引き出す際に、電源ケーブルを含む各種ケーブルが抜けてしまわないよう、十分に注意して作業してください。
本文書では、安全を期すために予め OS をシャットダウンする、オフラインでの交換方法を説明します。
[作業前確認]
- FE 作業
※作業開始前、RMA 箱の中の交換用パーツが、今回交換に必要な正しいパーツであるか、
必ず確認してから開始してください。
- FE 作業
- CIMC の [シャーシ] タブで [障害とログ] メニューを選択し、右画面の [障害の概要] を確認して、Fault の有無を確認します。

[作業手順]
- お客様作業 ( FE 作業前)
-
該当サーバの OS をシャットダウンし、電源を off にします。
-
作業対象特定のために、以下のメニューで Locator LED を点灯してください。

Locator LED を点灯した状態の例は以下となります。

- FE 作業
1. 機器の電源が off (オレンジ色)であることを確認します。

2. 作業対象のサーバに接続されている電源ケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてから電源ケーブルを抜きます。
3. サーバをラックから引き出してください。
(ネットワークケーブルなども抜かなければ、サーバをラックから引き出せない場合は、その他ケーブル類にもラベリングを行ってから抜いてください。)
4. 以下の図を参考に①のロックを開放し、そのままラッチを引き上げ、サーバのトップカバーをはずします。

5. 交換対象の FAN モジュールを確認します。
C225 M6 の場合:
C245 M6 の場合:
6. FAN の緑部分のラッチを掴んで上に引き上げて取り外します。
C225 M6 の場合:
C245 M6 の場合:
7. 新しい FAN モジュールを装着します。
8. 天板を元に戻し、サーバをラックに戻します。
9. 電源ケーブル、ネットワークケーブルを元通りに接続します。
[作業後確認]
- FE 作業
-
CIMC GUI にアクセスし、[シャーシ] タブの[センサー] メニューで交換した FAN が正常に認識されているかを確認します。

-
CIMC の [シャーシ] タブで [障害とログ] メニューを選択し、右画面の [障害の概要] を確認して、新しく Fault が発生していないことを確認します。
-
Locator LED を消灯します。
-お客様作業 ( FE 作業後)
-
OS の動作に問題ないことを確認します。
参考情報
Cisco UCS C225 M6 Server Installation and Service Guide
Replacing Fan Modules
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/c225m6/install/c225m6/m_maintaining-the-server.html#task_pzx_xx4_hz
Cisco UCS C245 M6 Server Installation and Service Guide
Replacing Fan Modules
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/C245m6/install/c245m6/m_maintaining-the-server.html#task_pzx_xx4_hz