本ドキュメントでは UCS C240M6 の SuperCap(RAID Backup)の交換手順について説明します。
[作業前確認]
- FE 作業
1. CIMC の [シャーシ] タブで [障害とログ] メニューを選択し、右画面の [障害の概要] を確認して、Fault の有無を確認します。
2. CIMC の [ストレージ] タブで RAID controller を選択し、右画面の [バッテリバックアップユニット]でヘルスとステータスの現状を確認しておきます。
[作業手順 - 取り外し]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. OS をシャットダウンしてください。
2. 作業対象特定のために、CIMC の以下のメニューで Locator LED を点灯してください。
- FE 作業
1. 作業対象の C240M6 に接続されている電源ケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてから電源ケーブルを抜きます。
2. サーバをラックから引き出してください。
(ネットワークケーブルなども抜かなければ、サーバをラックから引き出せない場合は、その他ケーブル類にもラベリングを行ってから抜いてください。)
3. 以下の図を参考に①のロックを開放し、そのままラッチを引き上げ、サーバのトップカバーをはずします。
4. 交換対象の SuperCap(RAID Backup) の位置を確認します。
5. SuperCap(RAID Backup) のケーブルコネクタを外し、SuperCap(RAID Backup)を持ち上げて外します。
6. SuperCap(RAID Backup)を交換します。その後、コネクタを元通りに接続します。
7. 天板を元に戻し、サーバをラックに戻します。
8. 電源ケーブル、ネットワークケーブルを元通りに接続します。
[作業後確認]
- お客様作業
システムが正常に起動することを確認します。
- FE 作業
1. CIMC の [シャーシ] タブで [障害とログ] メニューを選択し、右画面の [障害の概要] を確認して、交換作業前と比べて、新しく Fault が発生していないことを確認します。
SuperCap(RAID Backup)交換直後は、充電が完了するまで以下の Fault が発生することがあります。
[F0997][minor][equipment-degraded][sys/rack-unit-1/board/storage-SAS-SLOT-x/raid-battery] Storage Raid Battery SLOT-x Degraded: please check the battery or the storage controller
2. CIMC の [ストレージ] タブで RAID controller を選択し、右画面の [バッテリバックアップユニット]で ヘルスが Good、ステータスが Optimal になっていることを確認します。
[参考資料]
- Cisco UCS C240 M6 Server Installation and Service Guide
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/c220m6/install/c220m6/m_maintaining_the_server.html#task_ncp_ns4_jz