はじめに
サーバのBIOS設定により、PSOD(Purple Screen of Death)、OS crash、CATERRなどが発生する可能性があります。
上記は、BIOS設定にある C State の設定が"Enabled"になっていることが一因となります。
そのため、下記のUCS M5のチューニングガイドに従い、C Stateを"Disabled"に変更することを推奨します。
[Table 4. BIOS recommendations for maximum performance, low latency, and energy efficiency]
Performance Tuning Guide for Cisco UCS M5 Servers White Paper
※上記リンクの"Maximum Performance"へ変更することで事象が改善されることがあります。
主な C State 項目
C State を推奨値に変更することで、消費電力は上がりますが、CPUのアイドリング時でも高パフォーマンスを維持することが可能となります。そのため、リソース不足による不慮のサーバダウンなどが改善されます。
C State 項目の内、よくある設定項目について以下に示します。
こちらの値はデフォルトでは"Enabled"になっています。
変更した値の反映にはサーバの再起動が必要になるため、メンテナンスウィンドウを設けて変更する必要があります。
・Processor C State
・Processor C1E
・Processor C3
・Processor C6
・Processor C7
設定変更手順
Cシリーズの場合の設定変更手順:
CIMCより、Compute → BIOS → Configure BIOS → Processor から各種設定を変更できます。
※設定を適用するために、サーバの再起動が必要。

Bシリーズの場合の設定変更手順:
UCSMより、Servers → Policies → BIOS Policy → 対象のPolicyを選択 → Advanced → Processor から各種設定を変更できます。
※設定を適用するために、サーバの再起動が必要。

参考
BIOS設定を推奨設定に変更後、事象が再発する場合は、別の原因が考えられるため、TAC までご連絡下さい。