キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
cancel
70
閲覧回数
0
いいね!
0
コメント
koyamagu
Cisco Employee
Cisco Employee

本ドキュメントでは、Intersight Managed Mode で管理している UCS X210c M6 / X210c M7 のマザーボード交換手順について説明いたします。

[作業前確認]
【パーツ手配時の注意点】
TPM(Trusted Platform Module)を搭載しているサーバを交換する場合、TPMは交換後に載せ替えが出来ないため、筐体(マザーボード)交換の度に手配する必要があります。

それぞれのマザーボードと合わせて以下の TPM を手配して下さい。

UCS X210c M6 の場合:UCSX-TPM3-002=
UCS X210c M7 の場合:UCSX-TPM-002C=

■ お客様 作業
ESXi 7.0 U2以降、TPM を使用したマザーボードの交換などが発生した場合、ESXiのリカバリが必要になります。
以下 Broadcom の KB を参照ください。

Boot time failures due to ESXi configuration encryption (81446)
https://kb.vmware.com/s/article/81446

マザーボード / TPM を交換する前に、事前に ESXi RecoveryKey のバックアップを実施して下さい。

コマンド実行例:

 

# esxcli system settings encryption recovery list
  Key ID                                    Active  Created Time
  ----------------------------------------  ------  -------------------
  1b2c3d4e-5f6g-7h8i-9j0k-1l2m3n4o5p6q      true    2025-03-05T12:34:56

 

 

[交換作業前確認]

■ FE 作業

1. 発生しているアラームを確認します。

1-1. Intersight にて、[Infrastructure Service] から [運用] > [サーバ] 画面を表示し、"Add Filter" に交換対象サーバのシリアル番号を入力してリターンキーを押下します。

1Untitled picture.png

1-2. 交換対象サーバのみが表示されるので、対象サーバの名前をクリックします。

2Untitled picture.png

 

【作業手順】

■ お客様作業 (FE 作業前)

対象サーバの [アクション] > [Power] > [オペレーティングシステムのシャットダウン] より OS をシャットダウンし、電源を off にします。

6Untitled picture.png

7Untitled picture.png


■ FE作業 

1. 作業対象を特定のために、 対象サーバの [アクション] > [System] > [ロケータをオンにする] よりロケータ LED を点灯します。

8Untitled picture.png

2. 該当サーバの [UCSサーバプロファイル] よりサーバ プロファイル名をメモします。

9Untitled picture.png

3. 該当サーバの  [アクション] > [System] > [デコミッション] よりDecommission を実施します。

10Untitled picture.png

11Untitled picture.png

4. 進行中のリクエストを確認し、名前をクリックして詳細画面を確認できます。

12Untitled picture.png

13Untitled picture.png

5. サーバの Decommission が完了するまでモニターします。

※サーバ プロファイルも自動的に解除されます。

14Untitled picture.png

6. Chassis からサーバを引き抜きます。

7.インストレーションガイドに従って、マザーボードおよび TPM を交換します。

Cisco UCS X210c M6 コンピューティング ノードの取り付けおよび保守ガイド

Cisco UCS X210c M7 コンピューティング ノードの取り付けおよび保守ガイド

 

8.サーバを Chassis に戻します。

9.しばらく経っても新サーバが Discovery しない場合、旧サーバの情報を削除してから新サーバ抜き差しをします。

9-1.[運用] > [ファブリックインターコネコト] からサーバに所属しているファブリック インターコネコト (FI)の名前をクリックします。

image.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9-2.[接続] > [デコミツション] > [サーバ] より、古いのサーバ SN が残っているようであれば [削除] を実施します。

10.数分間後に、Blade Discovery が開始され、完了まで待ちます。

image.png

 

 

 

 

 

image.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11. サーバを抜き差ししても  Discovery が開始されない場合、 以下で Recommission します。
Discovery が開始されていれば、手順11 、12 はスキップして手順13から続きを実施して下さい。

11-1. [運用] > [ファブリックインターコネコト] からサーバに所属しているファブリック インターコネコト (FI)の名前をクリックします。

18Untitled picture.png

11-2. [接続] > [デコミッション済み] > [サーバ] より、該当のサーバの [再稼働] を実施します。

19Untitled picture.png

20Untitled picture.png

12. 数分後に、Blade Discovery が開始され、完了まで待ちます。

21Untitled picture.png

22Untitled picture.png


13.該当のサーバのアクションよりフアームウェアのアップグレードを実施します。
※再起動の確認ができましたら今すぐ再起動を実施してアップグレードします。

フアームウェアファイルをダウンロードしてからインストールしますので、環境によって1時間かかる可能性もあります。
進行中のタスクをモニターしてください。

image.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14. サーバ プロファイルを適用します。

14-1. [設定] > [プロファイル] より サーバ プロファイル の画面を表示し、メモした対象サーバに割り当てられているプロファイルの右端の [...] プルダウンメニューより [編集] を選択します。

23Untitled picture.png

14-2. ステップ 2 で 対象サーバを選択します。

24Untitled picture.png

14-3. ほかの設定はそのままの状態で [次へ] をクリックし最後のステップまで進み、[Deploy] をクリックします。

25Untitled picture.png

26Untitled picture.png

14-4. サーバ プロファイルの割り当てが完了するまで待ちます。

27Untitled picture.png

28Untitled picture.png

【作業後の確認】

■ FE作業

1. Intersight の [全般]、[インベントリ] 画面で、交換したパーツの [状態] が [OK] になっていることを確認します。

2. 交換前と比べて新しくアラームが発生していないか、Intersight より確認します。

30Untitled picture.png

 

■ お客様作業

OSを起動し、動作に問題ないことを確認します。

 

【参考資料】

[X210c M6]

(英)Cisco UCS X210c M6 Compute Node Installation and Service Note

(日)Cisco UCS X210c M6 コンピューティングノードのインストールおよびサービスノート

 

[X210c M7]

(英)Cisco UCS X210c M7 Compute Node Installation and Service Guide

(日)Cisco UCS X210c M7 コンピューティング ノードの取り付けおよび保守ガイド

 

Getting Started

検索バーにキーワード、フレーズ、または質問を入力し、お探しのものを見つけましょう

シスコ コミュニティをいち早く使いこなしていただけるよう役立つリンクをまとめました。みなさんのジャーニーがより良いものとなるようお手伝いします