2023-12-26 11:29 AM
本ドキュメントでは、Intersight Managed Mode で管理しているUCS X210c M6 / X210c M7 mLOM カード の交換手順について説明いたします。
[作業前確認]
■ FE 作業1.発生しているアラームを確認します。1-1. Intersight にて、[Infrastructure Service] から [運用] > [サーバ] 画面を表示し、"Add Filter" に交換対象サーバのシリアル番号を入力してリターンキーを押下します。1-2. 交換対象サーバのみが表示されるので、対象サーバの名前をクリックします。 1-3. サーバ情報の右側に発生しているアラームを確認します。2. 対象サーバの [インベントリ ] > [ネットワークアダプタ] を展開し、対象mLOMの詳細を確認します。ファームウェアバージョンをメモして置きます。【作業手順】■ お客様作業 (FE 作業前)対象サーバの [アクション] > [Power] > [オペレーティングシステムのシャットダウン] より OS をシャットダウンし、電源を off にします。
■ FE作業1. 作業対象を特定するために、 対象サーバの [アクション] > [System] > [ロケータをオンにする] よりロケータ LED を点灯します。2. 該当サーバの [UCSサーバプロファイル] よりサーバ プロファイル名をメモします。 3. 該当サーバの [アクション] > [System] > [デコミッション] よりDecommission を実施します。4. 進行中のリクエストを確認し、名前をクリックして詳細画面を確認します。 5. サーバの Decommission が完了するまでモニターします。※サーバ プロファイルも自動的に解除されます。 6. Chassisからサーバを引き抜きます。 7. カバーを取り外すには、次の手順を実行します。7-1. ボタンを押し続けます(次の図の 1)。7-2. カバーの後ろ端をつかんでカバーを後方に引き上げます(次の図の 2)。カバーを後方にスライドさせると、前面メザニンモジュールの背面にある金属製の縁が前面エッジから外れるようになります。 8. mLOMカードを交換します。mLOM ソケットは、マザーボードの背面の隅にあります。具体的な位置は下記図の12番をご参照ください。
8-1.もしコンピューティングノードにUCS VIC 14000シリーズブリッジがある場合は、ネジを取り外し、まずブリッジカードを取り外します。
8-2.mLOM カードをシャーシ底面に固定している取り付けネジ(蝶ネジ)を緩めます。8-3.コンピューティングノードからmLOMを持ち上げます。
9. 新しい mLOM カードを取り付けます。(上記図を参考)9-1.新しいmLOM カードをマザーボードのソケットと揃え、mLOM カードが下向き、かつ、ブリッジ コネクタが内側を向くようにします。9-2.カードを水平に保ち、ソケットと密着するようにしっかりと押しながら装着します。9-3.非脱落型取り付けネジを締めて、カードをシャーシ フロアに固定します。10. コンピューティングノードにブリッジカードがある場合(上記8-1番に該当)、ブリッジカードを再接続します。11. 上部カバーを閉めます。11-1. カバーをベースのストッパに当たるように角度を付けて挿入します。11-2. カバーを下まで下げます。 11-3. カバーを平らにしたまま、リリースボタンがカチッと音がするまで前方にスライドさせます。12. サーバをChassisに戻します。 13. サーバを Recommission します。13-1. [運用] > [ファブリックインターコネコト] からサーバに所属しているファブリック インターコネコト(FI) の名前をクリックします。 13-2. [接続] > [デコミッション済み] > [サーバ] より、該当のサーバの [再稼働] を実施します。 14. 数分後に、Blade Discovery が開始され、完了まで待ちます。15. 上記[作業前確認]2番と同様に、mLOMのファームウェアバージョンを確認します。15-1. ファームウェアバージョンが交換前と異なる場合は、下記手順を参考し、ファームウェアバージョン アップグレードを実施します。【Intersight を使用した UCS サーバのファームウェア アップグレード】https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4792205※再起動の確認が出ますので、『今すぐ再起動』を選択し、アップグレードします16. サーバ プロファイルを適用します。 16-1. [設定] > [プロファイル] より サーバ プロファイル の画面を表示し、メモした対象サーバに割り当てられているプロファイルの右端の [...] プルダウンメニューより [編集] を選択します。 16-2. 『サーバの割り当て』から対象サーバを選択します。 16-3. ほかの設定はそのままの状態で [次へ] をクリックし最後のステップまで進み、[Deploy] をクリックします。 16-4. サーバ プロファイルの割り当てが完了するまで待ちます。 【作業後の確認】 ■ FE作業 1. Intersight の画面にて、交換した mLOMが正常認識されたことを確認します。 2. 交換前と比べて新しくアラームが発生していないか、Intersight より確認します。 ■ お客様作業OSを起動し、動作に問題ないことを確認します。 【参考資料】 [X210c M6] (英)Cisco UCS X210c M6 Compute Node Installation and Service Note (日)Cisco UCS X210c M6 コンピューティングノードのインストールおよびサービスノート [X210c M7](英)Cisco UCS X210c M7 Compute Node Installation and Service Guide (日)Cisco UCS X210c M7 コンピューティング ノードの取り付けおよび保守ガイド
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