本ドキュメントでは、Intersight Managed Mode で管理している UCSX-9508 PSU の交換手順について説明します。
[作業前確認内容]
■ FE 作業
1. 発生しているアラームを確認します。
1-1. Intersight 画面で、[Infrastructure Service] を選択し、 [運用] > [シャーシ] 画面を表示し、"Add Filter" に交換対象シャーシのシリアル番号を入力してリターンキーを押下します。
1-2. 交換対象シャーシのみ表示されるので、対象シャーシの名前をクリックします。
1-3. シャーシ情報の右側に発生しているアラームを確認します。
2. PSUの状態を確認します。
対象シャーシの [インベントリ ] > [Power] >をクリックし、右側のペインの上部の [PSUs] タブを選択 > [OperState]を確認します。
3. 具体的なPSUの位置を特定します。
対象シャーシの [全般] > [プロパティ] より [正面図] を選択すると、対象PSUの位置を確認できます。
【作業手順】
(PSU の交換は、シャーシの電源を落とすことなく実施可能です。)
■ FE作業
1. 作業対象を特定するために、 対象シャーシの [アクション] > [ロケータをオンにする] よりロケータ LED を点灯します。
2. 障害が発生しているPSUを引き抜くには、次の手順を実行します。
2-1. 交換する PSU ブランクの前面プレートの右側にある垂直フィンガーホールドの PSU ロックラッチに親指を当て、もう一方の指をシャーシの側面に沿って支えます。
2-2. ラッチを押して PSU のロックを解除し、シャーシ内の電源ソケットから外れるまで引き出します。PSU の背面にあるコネクタがシャーシ内部の電源ソケットから外れると、最初は多少の抵抗があります。
2-3. PSU をシャーシから引き出したら、もう一方の手で PSU を支えます。
3. 交換用 PSU を搭載する際は、次の手順を実行します。
3-1. 片手で PSU を持ちます。
3-2. PSU をもう一方の手で支えて水平にし、PSU ベイに合わせます。ラッチが PSU ベイの右側と平行になっている場合、PSU は正しい向きになっています。
3-3. PSU レベルを持ち、PSU ベイにスライドさせます。
(注)PSU がほぼ完全に入ると、ある程度の抵抗を感じます。これは正常です。抵抗は、シャーシ内部の電源ソケットに対応する PSU 背面のコネクタです。ソケットに正しく装着されると、PSU の電源がオンになります。
4. PSUの LED をチェックすることにより、PSUが作動していることを確認します。
【作業後の確認】
■ FE作業
1. Intersight 画面で、交換したPSUの [状態] が [OK] になっていることを確認します。
2. 交換前と比べて新しくアラームが発生していないか、Intersight より確認します。
【参考資料】
(英) Cisco UCS X9508 Server Chassis Installation Guide
(日) Cisco UCS X9508 サーバ シャーシ インストレーション ガイド