Catalyst製品でPOEが有効となっているポートに、PD(Powered Device)ではない機器を接続した場合、接続された機器が誤ってPDとして検知される事によってエラーが発生する様なケースが稀にあります。
Catalyst製品ではなく、接続された機器側の動作に起因する問題の場合であっても、POEはポート単位で有効・無効化できる事が一般的ですので、PD以外が結線されるポートで、power inline never を設定しPOEを無効化する事により、上記の様な問題を回避する事ができます。
以下に、ポート単位でPOEを無効化する設定例を示します。
Switch#conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)#interface GigabitEthernet 1/0/1
Switch(config-if)#power inline never