同一の OSPF プロセスが有効である場合には、 intra-area から学習した経路の方が inter-area から学習した経路よりも優先的にルーティングテーブルに載ります。
しかし、下記のドキュメントに記載があるように、複数の OSPF プロセスが有効になっており、別々のプロセスから同一の経路を学習した場合には、それぞれの経路に優先順位がありません。
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk365/technologies_white_paper09186a0080531fd2.shtml#routepref
この実装に関して、12.2(33)SRE0a 以降の IOS では、下記のルールを上から順に適応していき、ルーティングテーブルに載る経路を選択します。
1.AD 値が小さい方の経路がルーティングテーブルに載ります。
2.AD 値が同じ場合は経路のタイプを確認し、 intra-area の経路が inter-area の経路よりも優先的にルーティングテーブルに載ります。
3.AD 値と経路のタイプが同じ場合は OSPF のプロセス番号が小さい方が優先的にルーティングテーブルに載ります。