はじめに
Crosswork Network Controller (以下 CNC) は、Verison 2.0 以降において、Crosswork Network AutomationのInfrastructure (又は、Crosswork Cluster) 上のアプリケーションとして動作します。動作するアプリケーションには、以下のようなものが例としてあります。
- Optimization Engine
- Active Topology
- Change Automation
- Health Insights
- Platform Infrastructure
Platform Infrastructure は厳密にはアプリケーションではなく、Clusterの基盤を示しており、ログ取得の面ではアプリケーションと同様の方法となりますので、ここにリストしています。
Crosswork Manager
Crosswork Manager は、CNC アプリケーションGUI上から各種アプリケーションを管理するためのものです。アプリケーションの追加、削除、アップグレードなどを行うことが出来ます。Crosswork Manager 自体の説明については、今後の投稿で詳細を説明致しますが、本投稿ではログ取得の手順についてとなりますので、お待ち頂ければと思います。
ここでは、Crosswork Cluster, Platform Infrastructure など、先の項目で上げたアプリケーションが並んでいることがわかります。
Optimization Engineのログを取得する
これらどのアプリケーションでも方法は共通ですが、例としてOptimization Engineのログを取得するところを紹介します。
1. Optimization Engineのアイコンをクリックする
Optimization Engine のアイコンをクリックすると、以下の画面へ遷移します。Health Statusや、関連の Kubenetes Pod の状態が表示されていることがわかります。
2. Showtech Options をクリックする
Showtech Options をクリックすると、以下のようなメニューが表示されます。
3. Request Logs を選ぶ
Request Logs をクリックすると、ログ取得が開始されたことがポップアップ表示されます。
CNC では、様々なバックグラウンド処理がジョブとして動作しますが、ログ取得もジョブの一つです。この状態でログ取得が行われています。上の View Showtech Jobs を選んで、今動作しているJobを見てみてください。
Jobの確認
Showtech ログ取得中は、そのジョブが InProgress ステータスとなります。
作成されたshowtech ログファイルを scp で出力する
ログ生成が終了すると、ステータスが Completed となります。右にある Publish アイコンが使用可能となりますので、クリックして以下のウインドウを表示します。
CNCからはSCPでコピーして出力するため、ファイルを受信するためのサーバが必要となります。CNC が動作している VM 自体を指定してコピーすることも可能ですが、ディスク圧迫の原因となるため、別のサーバが用意出来る場合はそちらへコピーしてください。
Publishを行うと、SCP 処理が以下のようなファイル名で開始されます。
これは COE (Crosswork Optimization Engine)のログであるため、ファイル名にそれが含まれています。
サンプルファイル名: showtech_capp-coe_all_20211209020145.tar.gz
TAC へお問い合わせいただく際には、コピーされた show tech ファイルをお送りください。