はじめに
ESC が VIM 上に VM をデプロイする際、ESC は VM が起動するまで VIM の状態をポーリングして監視します。
このポーリングが指定された時間を超えるとタイムアウトし、ESC は VM の状態を VM_ERROR_STATE として判定します。
このドキュメントでは、このタイムアウト閾値を変更する方法を説明します。
設定方法
タイムアウト閾値は以下の二種類があります。
vm_status_polling_wait_time_sec : ポーリングする間隔 (秒)
vm_status_polling_retries : ポーリングする回数
現在の設定内容を確認するためには、以下のコマンドを実行します。
# escadm escmanager config get --key OPENSTACK.VM_STATUS_POLLING_WAIT_TIME_SEC
# escadm escmanager config get --key OPENSTACK.VM_STATUS_POLLING_VM_OPERATION_RETRIES
設定内容を変更するためには、以下のコマンドを実行します。(間隔を10秒・回数を100回とする例)
# escadm escmanager config set --key OPENSTACK.VM_STATUS_POLLING_WAIT_TIME_SEC --value 10
# escadm escmanager config set --key OPENSTACK.VM_STATUS_POLLING_VM_OPERATION_RETRIES --value 100
なお、実際には VIM からポーリングに応答があるまでタイムラグがありますので、一回のポーリングあたり数秒程度長くなることがあります。