はじめに
PI 上の「 Client Traffic on AP 」に表示しているクライアントのトラフィックデータは、差分値に該当します。
これは現在の PI の実装動作となります。
詳細内容
クライアントのトラフィックデータは一定時間の間隔で先ずコントローラや unified AP に渡されます。
この時、コントローラや unified AP が持っているのは累積のデータとなります。
PI は デフォルトで 15 分 ( 900 秒 )間隔でコントローラや unified AP にポーリングして数値を読み取りし、
前回のポーリングと比較し、差異を計算して、クライアントのトラフィックデータ上に表示します。
本文書では、PI 3.10 上で unified AP(3800シリーズ)を構築した環境の情報を参照に例を挙げています。
GUI のパス:
Inventory --> Network device --> unified AP -> clients over time -> Client Traffic on AP
例えば、午後 3:45 時にポーリングして 20 Kbps を確認したとします。
15 分後の 4:00 に再度ポーリングして 20.16 Kbps を確認した場合、PI のクライアントのトラフィックデータ上には 「 0.16 」 が表示されます。
また、4:15 時に再度ポーリングして 20 Kbps を確認した場合は、
PI のクライアントのトラフィックデータ上には「 0 」と表示されます。