<問題の概要>
Prime Infrastructure 3.0 (もしくは3.1) Generation1 Upgrade and Migration Guide に従い、シリアルコンソール経由でPRIME-NCS-APL-K9(Gen1 Physical Appliance) に対してPI 3.0もしくは3.1のPhysical Appliance ISO image で作成した二層DVDインストールメディアから起動しようとすると、表示されるべき以下の"Available boot options"メニューが表示されません。
既にHDDにPIがインストールされている場合、暫く何も表示されなくなった後に既存バージョンのPIが起動してきます。
<Upgrade and Migration Guide のリンク>
2.2 から 3.0
http://www.cisco.com/web/software/284272933/130096/Guide_for_installing_PI_3_0_and_migrating_PI_2_2_x_to_PI_3_0_2_on_a_Gen-1_Appliance.pdf
3.0 から 3.1
http://www.cisco.com/web/software/284272932/132508/Guide_for_installing_PI_314_and_migrating_PI_30X_to_PI_314_on_Gen1.pdf
<対象ISOイメージ(2017年4月現在)>
- PI-APL-3.0.0.0.78-1-K9.iso
- PI-APL-3.1.0.0.132-1-K9.iso
<対策>
BIOSメニューより、Console Redirection Settings を変更します。
以下の画面が表示されたら、キーボードのF1を押しSetup Utility に入ります。
(注意)
ターミナルソフトの設定によってはF1, F2キーが効かない場合があります。他のソフトを使用するか、F12が選択可能な場合、一度"Select Boot Device"に入り、ExitすることでSetup Utility に入ることが可能です。
その後、以下のようにSystem Settings -> Devices and I/O Ports -> Console Redirection Settings の順に選択します。
Active After Boot をDisableからEnableに変更し、最初の画面へExitで戻り、Save Settings を実行します。
更にExit(Esc) -> Y を選択し、PIを一度起動させた後、reloadコマンドにて再起動させます。
OSが起動していないため、この画面で物理的に前面の電源ボタンを押してoff/onを実施しても問題ありません。
再度、以下の画面が表示されたら、F12を選択し、その後CD/DVD Rom を選択してDVDブートし、メニューが表示されることを確認します。