- はじめに
- PIの基本的なライセンス
- UDIミスマッチの問題
- UDIミスマッチのソリューション
はじめに
PI(Prime Infrastructure)の基本的なライセンスとよくあるライセンス適応時のエラーとその対処についてご紹介します。
PIの基本的なライセンス
土台となるベースライセンスが必須となります。
基本的なSNMPやPing監視には監視対象数に応じたライフサイクルライセンスが必要です。
NetFlowをご利用の場合はアシュアランスライセンスが必要になります。(※)
PI2.xであれば、ライセンス型番は次のようになります。
ベースライセンス:L-PI2X-BASE
ライフサイクルライセンス:L-PI2X-LF-XX (XXは監視対象数)
※
その他のライセンスの種類は下記をご参照ください。
Cisco Prime Infrastructure 2.0 オーダーおよびライセンス ガイド
Cisco Prime Infrastructure 2.0 アドミニストレータ ガイド ライセンスの管理
UDIミスマッチの問題
ライセンスのアップロード時に次のようなエラーが出力されることがあります。
"UDI of file does not match the system."
UDIミスマッチのソリューション
仮想アプライアンスと物理アプライアンスのPID(Product ID)を取り違えているケースがよく見受けられます。
そのため正しいPIDで再度ライセンスを発行する必要があります。
各PIDは下記のようになります。
- 仮想アプライアンスのPID : PRIME-NCS-VAPL
- 物理アプライアンスのPID : PRIME-NCS-APL
ライセンスを申請時に必要となる各IDはGUIのLicensesをご参照ください。
show udiではなくGUIからの確認をお勧めします。
(PIのGUI)Administration > Licenses > Summary > Licenses
また、Licenses画面で表示される情報において、
仮想アプライアンスではVUDI(virtual unique device identifier)、
物理アプライアンスではUDI(unique device identifier)と表示されますが、
PIDとシリアルナンバーを組み合わせたものになります。
そのためシリアルナンバーを誤った場合も同様のエラーが出力されます。
補足:
PI2.2ではライセンスのロックが解除され、ポータビリティが向上しています。(Non-node-locked licensing)
以上