2023年6月14日 (初版)
2023年6月28日(アップデート)
TAC SR Collection |
主な問題 |
Cisco DNA Center 2.3.5 で rca コマンドを実行すると本来は必要のないサイズの大きなデータが rca ファイルに含まれます。 不要なデータを含む rca ファイル作成の際に /data パーティションの使用率が 85% を超えるとガベージコレクションによって docker イメージが削除され、 Cisco DNA Center がクラッシュしてアプリケーションが起動できなくなります。
この問題は2023年6月16日以前に 2.3.5 へバージョンアップした場合に発生します。
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原因 |
この問題は不具合 CSCwf57289 によるものです。
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解決策 |
CSCwf57289 の未修正バージョンでは rca コマンドを実行しないでください。 2023年6月16日以前に 2.3.5.3 へバージョンアップされた場合は Cisco TAC へお問い合わせください。 2023年6月17日以降にバージョンアップされた場合は maglev system_update hook details コマンドの出力に HOOK_ID: CSCwf57289 が含まれており、修正が適用済みです。
コマンド実行例
$ maglev release status
Release Status:
_______________
Release name : dnac
Version Successfully Installed : 2.3.5.3.70194
Latest Available Version : 2.3.5.3.70194
Status : DEPLOYED
$ maglev system_update hook details | grep -e HOOK_ID -e CSCwf57289
NODE MAGLEV_VERSION HOOK_BUNDLE_NAME HOOK_VERSION HOOK_PHASE HOOK_ID STATUS IGNORE_FAILURE
192.0.2.1 1.7.905 main-system-package 1.7.905.2 POST_SYSTEM_UPDATE CSCwf57289 DEPLOYED False
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。