2023年10月27日 (初版)
| TAC SR Collection |
| 主な問題 |
BGP Router で BGP Attribute を条件とする Policy を使用している場合、memory leak が発生し BGP Router で使用する memory 量が増大します。 BGP での memory 使用状況は、show ip bgp all summary または show processes memory sorted で確認できます。 経路数が増加していないにもかかわらず、使用量が増える傾向がある場合には注意が必要です。
Router# show ip bgp all summary
(skip)
BGP table version is xxxxxxx, main routing table version xxxxxxx
xxxxxx network entries using 209394653 bytes of memory
xxxxxx path entries using 486242660 bytes of memory
719468/142504 BGP path/bestpath attribute entries using 207257634 bytes of memory <-----
Router# show processes memory sorted
Processor Pool Total: 3846834000 Used: 2638708673 Free: 1208124205
PID TTY Allocated Freed Holding Getbufs Retbufs Process
306 0 5515748185 2931880143 2057566050 0 0 BGP Router <-----
174 0 590723305 605603641 289786130 0 0 IP RIB Update <-----
0 0 717737161 472151300 215311020 0 0 *Init*
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| 原因 |
この問題は CSCvy90726 として報告されています。
CSCvy90726 - BGP Memory Leak after upgrading to 17.3.x due to Duplicate Attribute Entries
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| 解決策 |
暫定回避策:
router bgp 配下に no bgp route-map-cache を設定することによって、 memory leak による memory 使用量の増大を防ぐごとができます。
この設定をするとコンバージェンス速度が遅くなるという影響があります。 また、設定するのみではすでに使用した memory を開放することはできません。すでに使用した memory を開放するためには、設定追加・保存後に機器を再起動する必要があります。
恒久対策:
CSCvy90726 の問題が改修されたソフトウェアを使用してください。
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。
