2025年4月25日 (初版)
| TAC SR Collection |
| 主な問題 |
Catalyst SD-WAN Manager から Cisco SD-WAN cEdge に対して CLI Template を使用し、以下の a) と b) の両方を設定している場合、Template からの設定変更時に、Template のアタッチに失敗する場合があります。
a) logging discriminator
b) logging console discriminator または logging monitor discriminator
以下は失敗した場合のエラーメッセージの例です。
Failed to configure with template
- /ncs:devices/device{<Chassis Number>}/config/ios:native/logging/monitor-config/common-config
/monitor/discriminator/name (value "DMI"): discriminator must be created at first, deleted last
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| 原因 |
この問題は CSCwj13221 として報告されています。
CSCwj13221 : Applying the config is not committing due to Discriminator logging
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| 解決策 |
暫定回避策:
上記 a) と b) のいずれかしか設定していない場合は発生いたしません。
条件に該当する設定を使用しない以外、事前に回避できる方法はございません。
復旧策:
問題が発生した後の復旧方法は、以下 1. ～ 6. となります。
1. Manager の GUI 上で、デバイスに対してアタッチしている Template をデタッチします。
2. Manager へ SSH でログインします。
3. 以下を参考に root 権限を取得します。
参考: SD-WAN: Viptela OS での root 権限の取得方法について
4. NCS というコンフィグを管理するコンポーネントの CLI へログインします。
Manager:~# ncs_cli -u admin -C
Welcome to Viptela NCS CLI
root connected from 127.0.0.1 using console on vManage
5. エラーメッセージの発生した <Chassis Number> を対象とし、device と template の情報を削除します。
以下は <Chassis Number> が "ISR4451-X/K9-FXXXXXXXXXX" であった場合の実行例です。
Manager# config
Entering configuration mode terminal
Manager(config)# no devices device vedge-ISR4451-X/K9-FXXXXXXXXXX
Manager(config)# commit
Commit complete.
Manager(config)# no templates template vedge-ISR4451-X/K9-FXXXXXXXXXX
Manager(config)# commit
Commit complete.
Manager(config)# exit
Manager# exit
6. Manager の GUI 上で、デバイスに対して Template を再度 アタッチします。
恒久対策:
CSCwj13221 の問題が改修されたソフトウェアを使用してください。
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。
