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JapanTAC_CSC
Level 8
Level 8

2024年10月25日 (初版)
2024年11月20日 (Update)

TAC SR Collection
主な問題

Cisco Catalyst SD-WAN Manager との Control Connection を TLOC Extension 経由で接続している状態で、経路障害等により Control Connection が Down すると、別の WAN 回線から Control Connection を再接続しますが、切り替わり先の WAN が PPPoE 回線の場合に、Control Connection の再接続ができなくなる場合があります。
切り替わり先の WAN が PPPoE などの Dialer 回線ではない場合は、該当いたしません。

原因

この問題は CSCwk31804 として報告されています。
CSCwk31804: vManage Control Connection does not come up with local Dialer when remote-cedge uplink is down

TLOC Extension の インターフェースが Up のままで、Cisco Catalyst SD-WAN Manager との Control Connection が Down した時に、PPPoE など Dialer インターフェースを経由した名前解決が正常に行われないことが原因です。
Control Connection の再接続には、Cisco Catalyst SD-WAN Validator への接続が必要ですが、名前解決ができないことで Validator への接続ができない状態となります。

解決策

暫定回避策:
以下のいずれかとなります。
- Dialer インターフェース の tunnel-interface 配下で、TLOC Extension 側よりも高い "vmanage-connection-preference" を設定し、Dialer インターフェース 経由での Control Connection を常に優先にすることで、問題が発生する状況を回避できます。以下は設定例です。

sdwan
 interface Dialer100
  tunnel-interface
   vmanage-connection-preference 6      <<<<<< Default 値は " 5"

- Cisco Catalyst SD-WAN Validator の FQDN への IP アドレスを機器上で静的に設定することで、問題の発生を回避できます。

ip host < Validator の FQDN > < Validator の IP アドレス>


復旧策:
以下のいずれかとなります。
- 最初に Control Connection を接続していた TLOC Extension 側のインターフェースが一度でも Down すると復旧します。
- 暫定回避策と同様に、Cisco Catalyst SD-WAN Validator の FQDN への IP アドレスを機器上で静的に設定することで復旧します。


恒久対策
CSCwk31804 の問題が改修されたソフトウェアを使用してください。

備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。

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