TAC SR Collection |
主な問題 |
IEEE 802.11ac 規格に対応している日本向け AP が、チャネル 144 で動作していることを WLC の GUI あるいは CLI が示す場合があります。
チャネル 144 は日本国内では AP が使用することを許可されていない周波数ですが、これは WLC の表示上の不具合であり、実際にはチャネル 144 の周波数において電波は送信されていません。
具体的には、下記のコンフィグが全て設定されている場合に発生します。
- RRM の DCA 設定が Auto (初期値は Auto)
- RRM の DCA チャネル幅が 80MHz (初期値は 20MHz)
- RRM の DCA チャネルリストにおいて、Extended UNII-2 Band が有効にされており、かつチャネル 132, 136, 140 がリスト内に含まれる場合 (初期値では Extended UNII-2 Band は無効)
この誤表示は WLC の次の箇所で確認できます。
GUI の場合: WIRELESS > Access Points > 802.11a/n/ac > Channel 列
CLI の場合: show advanced 802.11a summary 出力
誤表示例:(136, 132, 140, 144)*
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原因 |
ソフトウェア不具合:
CSCum17989 RRM DCA assigns an invalid channel for Japan when using 80MHz
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解決策
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CSCum17989 の修正バージョンにバージョンアップすることにより、この問題は発生しなくなります。
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備考
・該当ハードウェア
AIR-CAP3702I-Q-K9
AIR-CAP3702E-Q-K9
AIR-RM3000AC-Q-K9 (AIR-CAP3602I/E-Q-K9 に装着して使用するモジュールです。)
上記 AP が Join している Wireless LAN Controller
・該当ソフトウェア
WLC Software 7.5.102.0, 7.6.100.0