はじめに
ここでは、CML ( Cisco Modeling Labs )で作成したラボを、他の CML にコピーして配布する方法について記載します。
なお、使用バージョンは、2.0.0-b13 となります。
Lab を作成する
まずは、配布する予定の Lab を作成します。
必要な結線を行い、各種 interface 上の ip address や、Routing protocol などの設定を投入しましょう。なお機器の配置情報も本稿で紹介する Yaml ファイルに含まれるため、それらを考慮した上で設計する必要があります。
設定をファイルにアップロードする
結線や設定が終了次第、保存したい機器にカーソルを合わせ、Edit config タブで Update configration from device を実行します。これにより、設定情報が Yaml ファイル内に含まれるようになります。
Yaml ファイルで Lab 情報をダウンロードする
全ての機器の設定を Update configration from device でアップロードした後、右上の三本線アイコンから Download Lab を実行します。Lab (設定や結線、ノードの配置などを含む)の Yaml ファイルが生成され、Download することができます。この Yaml ファイルを配布することで、他の CML にラボをコピーし配布することができます。
その他使用方法としては、作成したラボのバックアップとして、Yaml ファイルを Download する場合も考えられます。

Yaml ファイルをインポートする
ラボ情報が記載された Yaml ファイルを Download し、別の CML 上でインポートすることで、コピー(配布)が完了します。

注意事項
・このコピーは、CML 2.2 以降で導入されたラボの共有機能とは異なります。本稿で紹介してるのは別の CML で同じラボを独立して動かす方法であり、CML 2.2 以降で導入されたラボの共有機能は同じ CML インスタンス上で複数ユーザが同じラボを操作する方法です。
参考URL : Cisco Modeling Labs 2.2 lab-sharing
参考情報
Cisco Modeling Labs
Cisco Modeling Labs Release Notes
Cisco Modeling Labs (CML)を使ってネットワークを学ぼう!