Cisco TelePresence Video Communication Server(VCS)のログ取得手順を紹介します。
本記事の対象は、VCS Control及びExpresswayとなります。
本記事は、TelePresence Infrastructure Technical Handbookの内容に基づいて記述しています。
https://supportforums.cisco.com/docs/DOC-15644
重要: 通話の確立処理のすべてをキャプチャし、全出力をファイルに漏れがなく確実に記録するために、ログキャプチャは通話/会議の開始前に開始してください。
H.323/SIP呼に関する問題が発生する
1. シリアル・コンソール、SSHもしくはTelnet経由でVCSのコンソールへアクセスします。
2. 以下コマンドにて出力情報をファイルに保存します。
xstatus
xconfig
3. 次にブラウザを開きVCSの管理画面へアクセスします。
4. 下記メニューへ遷移します。
メンテナンス > 診断 > 診断ログ
(Maintenance > Diagnostics > Diagnostic logging > )
5. 以下ログレベルをそれぞれ"DEBUG"へ変更します。
ネットワークログレベル: DEBUG
相互接続ログレベル: DEBUG
(Network log level: DEBUG)
(Interworking log level: DEBUG)
6. 以下ボタンより採取が開始されます。
新規ログの開始
(Start new log)
7. 症状の発着信を実施し再現性を確認後すべて切断します。
8. 同様に"診断ログ"画面より採取を終了します。
ログの停止
(Stop logging)
9. そこまでのログを採取します。
ログのダウンロード
(Download log)
意図しない再起動が発生する
1. ブラウザを開きVCSの管理画面へアクセスします。
2. 下記システムスナップショット・メニューよりスナップショットを採取します。
メンテナンス > 診断 > システムスナップショット : 完全なスナップショットの作成
(Maintenance > Diagnostics > System Snapshot : Create full snapshot)
注意)ファイル生成に時間がかかる場合がございます。
3. 下記インシデントレポート・メニューよりレポートを採取します。
メンテナンス > 診断 > インシデントレポート > 表示 > [該当の日時をクリック] > インシデントレポートのダウンロード
(Maintenance > Diagnostics > Incident reporting > View > [Click on the date]) > Download incident report)