2019-01-20 02:40 AM
今までHSRPで回線冗長化を実現していたのですが、実IPを使った回線冗長化構成が必要になりVRRPを使う事になりました。今までHSRPの切り替わりのトリガーとしてIPSLAのicmp-echoでNGとなった場合、HSRPプライオリティを減少させ切り替わりをコントロールしておりました。しかし、実IPを使ったVRRPの場合、「vrrp 10 track 1 decrement 10」と入力しても「tracking not supported on IP address owner」と表示され、マスタールータ側はVRRPプライオリティが常時255に固定されるようでIPSLAを利用した切り替えコントロールができないようです。こういう場合、どのように切り替えをコントロールする方法がありますでしょうか?マスタールータが本当に落ちるまで切り替わりが起きないのでしょうか?IPSLAのicmp-echoをトリガーとする事と、実IPを使ったVRRPは相容れないものなのでしょうか?
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2019-01-20 08:09 PM
お世話になります。
>実IPを使ったVRRPの場合、「vrrp 10 track 1 decrement 10」と入力しても「tracking not supported on IP address owner」と
>表示され、マスタールータ側はVRRPプライオリティが常時255に固定されるようでIPSLAを利用した切り替えコントロールができないようです
残念ながらこちらは実IPのみでVRRPを構成した場合の仕様となります。
そのため、オブジェクトトラッキングやIP-SLAでの制御をされる場合は、
HSRPのときの同様に下記のように実IPと仮想IPをMaster/Backupに付与して対応していただければと思います。
■Master側サンプルコンフィグ
track 1 interface FastEthernet1/0 line-protocol
!
interface FastEthernet0/0
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
vrrp 1 ip 10.1.1.254
vrrp 1 priority 200
vrrp 1 track 1 decrement 150
■Backup側コンフィグサンプル
interface FastEthernet0/0
ip address 10.1.1.2 255.255.255.0
vrrp 1 ip 10.1.1.254
2019-01-20 08:09 PM
お世話になります。
>実IPを使ったVRRPの場合、「vrrp 10 track 1 decrement 10」と入力しても「tracking not supported on IP address owner」と
>表示され、マスタールータ側はVRRPプライオリティが常時255に固定されるようでIPSLAを利用した切り替えコントロールができないようです
残念ながらこちらは実IPのみでVRRPを構成した場合の仕様となります。
そのため、オブジェクトトラッキングやIP-SLAでの制御をされる場合は、
HSRPのときの同様に下記のように実IPと仮想IPをMaster/Backupに付与して対応していただければと思います。
■Master側サンプルコンフィグ
track 1 interface FastEthernet1/0 line-protocol
!
interface FastEthernet0/0
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
vrrp 1 ip 10.1.1.254
vrrp 1 priority 200
vrrp 1 track 1 decrement 150
■Backup側コンフィグサンプル
interface FastEthernet0/0
ip address 10.1.1.2 255.255.255.0
vrrp 1 ip 10.1.1.254
2019-01-20 11:32 PM
ご教示頂きありがとうございました。
結果的には残念ですが、仕様でできないと言う事がわかっただけでも助かりました。
IP-SLA優先の場合は、頂いたサンプルの主旨で設定したいと思います。
お礼申し上げます。
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