はじめに
アナログFXSインタフェースは、Voice GWにアナログ電話機、
G3 FAX装置等を接続する際によく使用されます。
コール接続等に関する不具合が発生した場合、show voice port summary、
Show voice call summary等のコマンドを使用すれば、インタフェースの
状態を把握でき、トラブルシューティングの手助けになります。
ここでは、show voice port summay、show voice call summaryコマンド
により、コールの段階でインタフェースの状態が、どの様に遷移するかを
見ていきます。
1.FXSインタフェースからの発信の場合
FXSインタフェースからの発信の状態遷移は以下の通りです。

(1)アイドル(オンフック)

(2)ダイヤル中(オフフック)

(3)ダイヤル完了(呼び出し中)

(4)相手側応答(接続中)

(5)相手側切断

(6)自側切断(オンフック)

2.FXSインタフェースへの着信の場合
FXSインタフェースへの着信の状態遷移は以下の通りです。

(1)アイドル(オンフック)

(2)着信中(リンギング)

(3)応答(オフフック)

(4)相手側切断

(5)自側切断(オンフック)

まとめ
show voice port summary、show voice call summaryコマンドを利用すれば
FXSインタフェースの状態遷移を確認できます。
コール発着信の不具合が発生した場合、Voice GWのdebugコマンド
(debug voip ccapi inout、debug voip vtsp all、debug vpm signal等)と
併用して調査を行います。