ADPCM
Adaptive Differential Pulse Code Modulation
適応的差分パルス符号変調
ADPCM、適応的差分PCM あるいは 適応差分PCMとは自然信号に対する圧縮方式の一つである。
主に音声信号に用いられる。
PCM符号化とは
音声などのアナログ信号をそれと等価なディジタル符号に変換する方式

図1:アナログ信号をディジタル符号に変換
PCM符号化の手順
(1)アナログ信号をディジタル化
(2)3ステップで変換
①標本化:入力信号の最高周波数の2倍
以上の周期で電圧値を読む(シャノンの標本化定理)
②量子化:標本化した電圧値(アナログ値)
を適切なビット数で表現される離散値で
近似(品質と経済性を考慮
③符号化

図2:PCM符号化
ADPCM方式では、音を一定時間ごとに数値化するところまではPCM方式と同じだが、
自然界の音は多くの場合連続的に変化するという性質を利用して、
直前に数値化したデータとの差を数値化することにより、音質を損なうことなくデータ量を減らしている。
ADPCM方式では、単純なPCM方式では16ビット必要なデータを、音質を落とさずに12ビット程度まで圧縮することができる。

図3:ADPCM方式処理の構成を示します。
ADPCM音声符号化技術
http://www.oki.com/jp/rd/ss/adpcm.html
ADPCM Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A9%E5%BF%9C%E7%9A%84%E5%B7%AE%E5%88%86%E3%83%91%E3%83%AB%E3%82%B9%E7%AC%A6%E5%8F%B7%E5%A4%89%E8%AA%BF
音声圧縮処理の基本 ―― 音楽CDやWAVファイルで使われている波形符号化方式
http://www.kumikomi.net/archives/2010/07/ep22onse.php?page=4
RFC 3802
ftp://ftp.rfc-editor.org/in-notes/rfc3802.txt
Cisco 適応型 DPCM
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/tac/102/1021021/waveform_coding-j.shtml#t11