はじめに
Teams Android デバイス管理が Intune Android Open Source Project (AOSP) 管理へ移行するにあたり、2025年2月に Webex Control Hub(CH) に登録されている Cisco の Microsoft Teams Room(MTR) デバイスが AOSP 対応ソフトウェア (Teams App + RoomOS) にアップデートされることが Webex 管理者向けにアナウンスされています。
Moving Microsoft Teams Android Devices to AOSP Device Management
最新のリリース情報は流動的なため、必ず上記の公式アナウンスサイトで確認してください。
本記事では Webex CH に登録された Cisco MTR デバイスを AOSP 対応ソフトウェアにアップデートする際の注意事項をまとめます。
Webex CH による AOSP 対応ソフトウェアの提供について
Webex CH に登録されているデバイス向けの AOSP 対応ソフトウェアは自動では提供されません。Microsoft 管理者によりAOSP 登録プロファイルへの移行が完了した段階で、Webex 管理者が AOSP 対応ソフトウェアをデバイスに適用することを承諾するチェックを完了する必要があります。このチェックは以下のアナウンスページにリンクされたフォームで行います。
Moving Microsoft Teams Android Devices to AOSP Device Management
-> "Ready for AOSP migration registration"
この承諾が完了していない Webex サイトでは、承諾されるまで MTR デバイスへのソフトウェアアップデートがブロックされます。
もし組織で Intune によるデバイス管理をしておらず AOSP への移行プロセスがない場合でも、該当 Webex サイトに対してこの承諾チェックを完了する必要があります。
注意事項
- AOSP 対応ソフトウェア適用の承諾は、必ず Microsoft 管理者による AOSP プロファイルへの移行が完了してから行ってください。AOSP 登録プロファイルへの移行完了前にデバイスに AOSP 対応のソフトウェアが適用されると、Teams へのサインインに失敗する可能性があります。
- 従来の管理方法である Android Device 管理者は将来廃止予定であることが Microsoft 社からアナウンスされおり、AOSP 管理への移行は必須となります。
- デバイスがすでに Intune に登録されており、既存の Android Device 管理者でサインインされている場合も、新しい AOSP 登録プロファイルへの移行が必要です。
- Webex CH に登録されているデバイスのソフトウェア アップグレードプロバイダ が "Microsoft" に設定されている場合は、AOSP 対応ソフトウェアは Microsoft Teams Admin Center から提供されるため、この承諾チェックは必要ありません。
- Webex CH に登録されていない MTR デバイスのソフトウェアアップデートに関しては、以下の情報を確認してください
デバイス管理者から Teams Android デバイスを AOSP デバイス管理に移行する
参考情報
Moving Microsoft Teams Android Devices to AOSP Device Management
デバイス管理者から Teams Android デバイスを AOSP デバイス管理に移行する