更新履歴
2023/03/29:ProPackユーザ向けのデフォルト設定が「365日」から「1095日」に変更
補足事項に「設定変更を行ったにも関わらず無期限に設定されているように表示される」件を追記
はじめに
本ドキュメントでは Webex 上で保存しているデータのデフォルト保持期間変更に伴うアナウンスについて紹介します。
変更の背景
Webex 上で保存しているデータには以下のようなデータが存在します。
- Webex Meetings で生成した録画ファイル
- Webex Meetings の利用で発生したホワイトボードのデータや議事録などのデータ
- Webex Messaging 上でやり取りを行ったメッセージの履歴や添付ファイルのデータ
これらデータの保存期間はデフォルト状態で「無期限」として設定されていましたが、コンプライアンスやデータ保持に係る規制基準を満たすべく「無期限のデータ保存期間」が廃止されることとなりました。
利用ユーザへの影響
この変更に伴い、現在「無期限」として設定されている全てのお客様のデータ保持期限が変更されることとなります。設定変更前後の保持期間の設定、変更日時、対象となるデータについては以下表をご覧ください。
![JapanTAC_CSC_0-1680094062080.png JapanTAC_CSC_0-1680094062080.png](https://community.cisco.com/t5/image/serverpage/image-id/180432i2DD0FFD4006EE499/image-size/large?v=v2&px=999)
なお、無償版の Webex アカウントを利用しているユーザは上記に関わらず180日固定のため変更はありません。
(2023/3/29 追記)
3月29日に送付された案内にてProPack User向けのデフォルト設定が「1095日」に変更となる旨のアナウンスがありました。
データ保持期間の設定変更を行わなかった場合
デフォルト状態である「無期限」のままデータ保持期間の設定変更を行わなかった場合、上記「設定変更の開始日」以降に強制的に360日に変更されることとなります。最大3600日データ保存ができる ProPack ユーザであっても360日として設定されますので、それ以前のデータが自動的に削除されることとなります。そのため、事前に保持期間の設定変更を行っていただくことを推奨します。
例:ProPack ユーザでデータ保持期間を設定変更せずに2023年3月31日を迎えた場合、2022年3月26日以前の全てのデータが削除されます。
補足事項
既にデータ保持期間をデフォルト (無期限) から変更していた場合、設定変更開始日に360日には設定されずユーザで設定した値が引き継がれます。そのため、既に設定変更を実施済みのユーザには影響はございません。
(2023/03/29 追記)
既に設定変更開始日前に設定変更を行ったにも関わらず「無期限」に設定が表示される事象が発生しています。こちらは表示上の不具合であり内部的には正しく変更されています。表示上の不具合は2023年4月中旬頃に修正予定です。
保持期間の設定変更方法
データ保持期間の変更を行いたい場合は、以下の記事をご参照ください。
参考:Control Hub - データ保持期間の設定変更方法
参考資料