DPCM
differential pulse-code modulation
差分パルス符号変調
差分パルス符号変調(differential pulse-code modulation、DPCM)あるいは差分PCMとは信号間の差分を PCM 符号化する方式である。
単純な処理で情報の圧縮ができるため、差分PCMの応用である ADPCM と共に音声符号化や画像符号化の分野で古くから使われている。
音声信号はアナログ信号の波形であり、標本化をおこなった際、隣接する標本値間には強い相関性があることが分かる。
つまり、隣り合った標本値と標本値の差の波形は、元の音声信号の波形よりも小さくなっているという事である。
その事を利用し、音声信号の隣接した標本値の間の差分を符号化、符号化効率を上げる。
この方式をDPCM(Differential PCM)方式という。

図:DPCM方式処理の構成を示します。
DPCM Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/DPCM
音声圧縮処理の基本 ―― 音楽CDやWAVファイルで使われている波形符号化方式
http://www.kumikomi.net/archives/2010/07/ep22onse.php?page=4
Cisco 量子化と符号化
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/tac/102/1021021/waveform_coding-j.shtml#t5