概要
音声を処理する DSP の処理能力が不足する場合、PVDM4 がインストールされている ISR 4000 シリーズの場合と、PVDM3 がインストールされている Cisco 3900、2900、1900 シリーズとでは異なる動作をいたします。ここでは、PVDM4 とPVDM3 での動作についてまとめます。
DSP の処理能力が不足する状況
例)G.729 High complexity コールの場合、16 コールまでは DSP にて処理する事が可能ですが、17 コールからは DSP の処理能力が不足いたします。

PVDM3 の動作
Broadcast Fast Busy Tone for DSP Oversubscriptionの機能が実装されており、FXO、BRI 、PRI 以外では、受話器を上げた時にビジートーンを鳴らす事が出来ます。
Cisco 3900 Series, 2900 Series, and 1900 Series Software Configuration Guide

PVDM4 の動作
Broadcast Fast Busy Tone for DSP Oversubscription の機能が実装されていないため、受話器を上げた時に無音になります。