はじめに
本ドキュメントでは Multiplatform Phone (MPP) ファームウェアとエンタープライズファームウェアの変換可否について説明します。
- MPP ファームウェア : Webex Calling や 認証を受けた 3rd Party サーバへ登録するための電話機ファームウェア
- エンタープライズファームウェア : Cisco Unified Communications Manager (Unified CM) へ登録するための電話機ファームウェア
ファームウェア変換可否
シリーズ・型番ごとのファームウェア変換可否は次の通りです。
型番 |
対応ファームウェア |
変換の可否 |
Cisco IP Phone 7800 シリーズ |
MPP / エンタープライズ |
可能 |
Cisco IP Phone 8800 シリーズ |
MPP / エンタープライズ |
可能 |
Cisco IP Phone 6800 シリーズ |
MPP のみ |
不可 |
ATA191-K9 |
エンタープライズのみ |
不可 |
ATA191-3PW-K9 |
MPP のみ |
不可 |
ATA192-3PW-K9 |
MPP のみ |
不可 |
7800 / 8800 シリーズのみ、MPP / エンタープライズのファームウェア変換が可能です。変換方法はこちらのドキュメントを参考にしてください。
重要:新しい電話機を注文する場合は、導入タイプ(MPP か エンタープライズ)に合った正しい電話機用 SKU を購入し、一方のタイプの電話機用 SKU は購入せずに他方のタイプの SKU に変換するのが正しいワークフローとなります。ファームウェア変換の目的は、電話機をすでに所有している企業のお客様がクラウドに移行するのを支援することにあります。
参考情報
Cisco IP 電話 7800 および 8800 シリーズ用のエンタープライズ ファームウェアとマルチプラットフォーム ファームウェア間の変換ガイド
(英語原文) Convert between Enterprise Firmware and Multiplatform Firmware for Cisco IP Phone 7800 and 8800 Series Guide