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Kenichi Ogami
Cisco Employee
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はじめに

本ドキュメントでは、Mobile and Remote Access (MRA) における ICE (Interactive Connectivity Establishment) Media Optimization の概要について説明します。

 

MRA メディアパス (バージョン 12.5 未満)

Unified CM バージョン 12.5、Expressway バージョン X12.5 より前の構成では、MRA デバイスのメディアパスは必ず Expressway-C (B2BUA) を経由します。従って、社外から MRA でログインしている場合、通信相手が社外の同じネットワークにいたとしても RTP などのメディアパケット は Expressway-E を経由して Expressway-C で折り返して送受信されます。

 MRA_old.jpg

 

MRA メディアパス (バージョン 12.5 以降、ICE Media Optimization を利用)

Unified CM バージョン 12.5、Expressway バージョン X12.5 以降では、ICE Media Optimization を利用することによって、最適なメディアパスを選択することができます。ホスト同士、NAT 経由、Expressway-E (TURN サーバ) 経由によってメディアを送受信できるようになります。この機能によって、ネットワーク帯域の消費およびパケットの遅延やロスを軽減することができます。

MRA_ICE.jpg

 

各製品のサポートバージョン

MRA ICE のサポートバージョンは以下の通りです。

  • Expressway: X12.5
  • Unified CM: 12.5
  • Jabber for Windows, Mac, iPhone and iPad, Android: 12.6
  • Cisco Phone 78xx: 12.5
  • Cisco Phone 88xx: 12.5
  • Telepresence Endpoint (DX, Room Systems): CE 9.6.1

 

制限事項

  • ICE は MRA で登録されているデバイス同士のコールのみ適用されます (MRA とオンプレミスのコールでは適用されません)
  • 最初は従来のメディアパス (Expressway-C 経由) でメディアが接続され、その後 ICE で検出した最適パスに切り替わります(数秒以内)
  • MRA デバイスは、Unified CM の Phone Security Profile で TLS による暗号化の設定が必須となります

 

 
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