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Yusuke Yoshinaga
Cisco Employee
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はじめに

Cisco TelePresence Management Suite(TMS) のWebUI「Monitoring(モニタリング)」配下のページは、Java アプレットを使用しているので、WebUI にアクセスしているクライアントPC 側でJava を有効にしている必要があります。

本ドキュメントでは、モニタリング配下のページ表示に問題が生じた場合のトラブルシューティングについて説明します。

 

概要

TMS WebUI「http(s)://<TMS アドレス>/tms」のWebUI「Monitoring(モニタリング)」配下には以下のページがあり、これらの内容を表示するためには、アクセスしているWeb ブラウザ側でJava を有効にする必要があります。

  • Conference Control Center(会議制御センター): CCC とも呼ばれます
    • TMS が管理している会議を表示・制御するUI
  • Graphical Monitor(グラフィカルモニター)
    • TMS に登録されている機器のネットワーク概略図を表示するUI

 

Java を有効にしていないブラウザでモニタリング配下のページを開くと、以下のようなエラーメッセージが表示され、ページの内容が表示されません。

Java support has not been detected. This page requires Java to be installed and enabled in your browser. Java may not be installed, or may be disabled in your browser due to configuration or security settings. Please visit the Java website www.java.com to download the Java Runtime or to test your browser's configuration.

 

Javaサポートが検出されませんでした。このページを表示するには、Javaをインストールしてブラウザで有効にする必要があります。構成方法またはセキュリティ設定が原因で、Javaがインストールされないか、ブラウザで無効にされる場合があります。JavaのWebサイト(www.java.com)にアクセスして、Java Runtimeをダウンロードするか、ブラウザの構成をテストしてください。

 

確認事項

トラブルシューティングに際して、これらの基本情報を揃えてください。

TMS 側

  • TMS バージョン
  • Windows Server のバージョン
    • PowerShell またはコマンドプロンプトで「systeminfo」コマンドを実行した結果をテキストファイルに保存してください(以下のように「ファイル名.txt」に直接出力すると簡単です)。
systeminfo > ファイル名.txt
  • IIS の認証設定で「Windows 認証 > 詳細設定」の「拡張保護」「カーネルモード認証」を無効としているか
    • いずれか1 つでも有効の場合、両方無効にしてWeb サイト再起動を実行してください。

 

クライアントPC 側

  • OS バージョン
  • ブラウザ種別・バージョン
  • Java バージョン
    • TMS は32 ビットアプリケーションなので、クライアントPC 側Java も32 ビットバージョンが必要です。参考
  • 事象発生状況
    • 以前は正常だったか? その場合、何らか変更が行われたか? などを確認してください。
    • 事象が発生し始めた日時をわかる範囲でできるだけ詳細に確認してください。
  • 表示されるエラーメッセージの内容

 

切り分け

以下のような切り分けを実施し、結果に変化が見られるか確認してください。

  • ブラウザでJava が有効になっているか - 無効の場合、有効にしてください。参考
  • TMS WebUI アドレスがJava の例外サイトリストに含まれているか - 含まれていない場合、追加してください。参考
  • TMS LiveService を再起動して結果が変わるか
  • ブラウザのキャッシュをクリアして結果が変わるか
  • Java のキャッシュをクリアして結果が変わるか 参考
  • Java を一度アンインストールし、再度インストールして結果が変わるか

 

取得ログ

TMS 側

  • 表示されるエラーメッセージを確認できるスクリーンショット
    • 可能であれば英語表示として取得してください。既知事例の調査などで得られる情報が日本語よりも多いためです。
  • TMS ログ
    • 取得方法
    • TMS WebUI から取得してください。何らかの問題でWebUI から取得できない場合にはフォルダから取得してください。
  • クライアントPC との通信内容を確認できるパケットキャプチャ
    • TMS を動作しているWindows Server でWireshark などを使用して取得してください。取得する場合にはブラウザからhttps ではなくhttp でTMS WebUI にアクセスしてください。

 

クライアントPC 側

  • Java コンソールログ 参考
    • 1. 下記3 項目にチェックを入れて「コンソールを表示する」を選択して適用
      • トレースを有効にする
      • ロギングを有効にする
      • アプレットのライフサイクル例外を表示
    • 2. Internet Explorer からTMS CCC にアクセスし、問題が再現することを確認
    • 3. Java コンソールの表示内容をコピーしてテキストファイルに貼り付けて保存
  • TMS との通信内容を確認できるパケットキャプチャ
    • Wireshark などを使用して取得してください。取得する場合にはブラウザからhttps ではなくhttp でTMS WebUI にアクセスしてください。

 

参考情報

SR Collection ... 既知事例の紹介

 

Cisco.com

  • TMS Release Notes
    • CCC/Graphical Monitor はChrome 42 以降、Firefox 52 以降、Opera とMicrosoft Edge ではNPAPI が無効なので動作しません。
      • IE 10/11 を試してください。
      • Firefox 52(32bit) ではデフォルト設定を変更可能です。
  • TMS Install Guide
    • 「Prerequisites」章の「Client Software Requirements」にクライアント側の要件について記載しています。
  • TMS Admin Guide
    • 「Monitoring」章に機能を記載しています。
    • 「Troubleshooting」章の「Java Applet Scenarios」にトラブルシューティングについて記載しています。

 

Java.com

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