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Hiroshi Ishiyama
Cisco Employee
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はじめに

 

ビデオ会議の音声品質は、会議室の音響環境に依存します。
会議室の残響が大きい(長い)場合、音声が明瞭に聞き取りにくくなります。

実環境において、テスト用の音源ファイルをスピーカー等で再生し、
リモート側で音声を録音したり、RTPパケットキャプチャから音声を抽出して
原音と比較することにより、残響の影響を確認することができます。

このドキュメントでは、WAVファイルエディタ(Audacity)を用いて、
テスト用の音源ファイルに残響を効果を加え、疑似的に残響が音声品質に
どのように影響するかを確認する方法について説明します。

 

1.WAVファイルの音に残響効果を加える方法

 

Audacityでテスト用の音声ファイル(原音のWAVファイル)をオープンします。

A1.png

EffectメニューからReverb...(残響)の効果を選択します。

A2.png

残響のパラメータを設定し OK ボタンを押下します。

A3.png

WAVファイルエディタで波形みると、残響効果により、音声の波形が
広がっていることが確認できます。

A4.png

 

2.原音と残響効果を加えた音の比較

 
原音のWAVファイルと残響効果を加えたWAVファイルを同時にオープンして、
個別に音を聞き比べます。(Soloボタンを押して再生)

A5.png

A6.png

 

表示形式を Wavform(dB) から Spectorgram に切り替えれば、周波数の分布と
音の広がりが確認できます。

A7.png

A8.png

 

まとめ

WAVファイルエディタの機能を使用すれが、残響効果の影響を疑似的に確認できます。
残響に対する対策が必要と思われる場合、会議室の音響環境の改善を検討することになります。

 

参考ドキュメント:

 

ビデオ会議システムでの残響対策について

音声WAVファイルから残響を取り除き音声品質の劣化要因を確認する方法

 

Audacityの入手先

 

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