はじめに
この記事では Webex Meetings, Teams におけるアカウントの種類とその違い、それぞれの状態から変換、削除等の操作を行う方法を紹介します。
アカウントの種類
Webex サービスにおけるアカウントは大きく分けて3種類あります。ここではそれぞれの登録方法と特徴を紹介します。
Consumerアカウント
登録方法
特徴
- 完全無償のアカウント
- Webex Teams のみ利用可能
- どの組織にも属さない独立したアカウント
- 弊社パートナー様が発行したトライアルの有効期限が終了し一定の期間が経過した際、組織は自動削除されてアカウントは全てConsumerアカウントに自動変換される
- Common Identity に登録されるため、他組織との重複不可
Webex Online アカウント
登録方法
特徴
- 無償・有償アカウントが存在
- 有償版の場合、
- Webex Meetings, Teams の両方利用可能
- 組織が生成され、その組織に複数のアカウントを登録することが可能(Webex Control Hub 管理)
- Common Identity に登録されるため、他組織との重複不可
- 無償版の場合、
- Webex Meetingsのみのアカウントが作成
- WebexのサイトURLは固定されたURLが付与 (アジア地域からの登録の場合meetingsapacXX.webex.com)
- 管理サイトは提供されない
- Common Identity に登録されず、他組織との重複可能
Enterprise アカウント
登録方法
- 弊社パートナー様よりトライアルの発行、もしくはサービス契約
特徴
- 無償・有償アカウントが存在
- Webex Meetings, Teams の両方利用可能
- 組織が生成され、その組織に複数のアカウントを登録することが可能(Webex Control Hub 管理)
- トライアルの有効期限が終了し一定の期間が経過した際、組織は自動削除されてアカウントは全てConsumerアカウントに自動変換される
- Webex Meetings は管理方法をWebex Site Admin管理、またはControl Hub管理を選択可能
- もしWebex Admin管理を選択した場合、1つのメールアドレスを複数のWebexサイトに登録可能
- もしControl Hub管理を選択した場合、Common Identity に登録されるため他組織との重複不可
削除
削除を行うとユーザが保持していたデータ(過去の会議情報や録画、共有ファイル、メッセージ履歴等)が全て削除され、復旧することができなくなります。削除前に確認をお願いします。
Consumer アカウントの削除
ユーザ自身で削除が可能です。「settings.webex.com でアカウントを削除する」を参照してください。
Webex Onlineアカウントの削除
Webex 管理者より削除が可能です。「管理者権限でアカウントを削除する」を参照してください。
Enterprise アカウントの削除
Webex 管理者より削除が可能です。「管理者権限でアカウントを削除する」を参照してください。
Webex Meetings をWebex Site Adminで管理している場合、「ユーザー アカウントを有効または無効にする 」を参照してください。
なお、販売元パートナー様は全所属アカウント含め組織そのものを削除することも可能です。「パートナー権限でアカウントを削除する」を参照してください。
いずれの方法でも削除できない場合、「テクニカルサポートに削除を依頼する」を参照の上、テクニカルサポートまでお問い合わせください。
変換
Consumer アカウントからWebex Online アカウント、Enterprise アカウントへの変換
組織に属していないConsumerアカウントを、Webex Teamsのチャット履歴を引き継いだ状態で組織に移行することが可能です。詳しくは「ライセンスのないユーザーを変換」を参照してください。
もし問題が発生した場合、テクニカルサポートまでお問い合わせください。