はじめに
Webex App をご利用の際、42.6以降のバージョンでは Webview2 のインストールが必須要件となっています。本記事ではこの Webview2 の利用要件について解説します。
本記事の情報や画面は 2024年1月時点、Windows11 を参考にしています。
Webview2とは
Webview2 とは Microsoft 社が提供しているコンポーネントであり、アプリケーションの中に組み込むことでWeb上のコンテンツなどをアプリの中で表示できるようにするためのものです。Webview2 の詳細について知りたい方はMicrosoft社のホームページをご確認ください。
参考:Microsoft Edge WebView2 の概要 (Microsoft社のホームページに遷移します)
Webex App における Webview2 の利用
Webex Appではアプリ内で表示する一部の画面にWebview2が組み込まれております。以下がWebview2を利用している画面の一例です。
- Webex Appのサインイン時、メールアドレス入力後パスワードを入力する画面

- Personal Insightの機能で表示するコンテンツの画面

Webview2 がインストールされていない場合
例としてサインインの画面で 以下のようにメールアドレスの入力後、[次へ]をクリックしても画面遷移が進まずWebex Appにログインすることができなくなってしまいます。そのため、Webex App 42.6以降のバージョンでは Webview2 のインストールが必須となります。
Webview2 の対応バージョン
Webex App が対応している Webview2 のバージョンは 2024年1月現在 118.0.2088.69 以降のバージョンが対応しています。上記より以前のバージョンがインストールされていたり、端末に Webview2 がインストールされていない場合は Microsoft 社のホームページより Webview2 のインストールを行ってください。
参考:Webview2インストーラーのダウンロードページ (Microsoft社のホームページに遷移します)
Webview2 のインストールについて
Webview2 をインストールする際、インストーラは以下の3種類があります。
- Evergreen Bootstrapper
- Evergreen Standalone Installer
- Fixed Version
これらのうち Webex では Evergreen Bootstrapper と Evergreen Standalone Installer の利用を推奨しております。これらを利用することでWebview2のコンポーネントを常に最新版に保つことが可能です。
Webview2 のバージョン確認方法
ご利用の端末にインストールされている Webview2 のバージョンを確認するにはWindowsの [インストールされているアプリ] から「Microsoft Edge Webview2 Runtime」をご確認ください。
注意事項
Webex App をご利用の際、Webex App は起動時にWebview2のインストール状況を確認し、インストールされていなければ自動的にインストールを行います。ただし、仮想デスクトップ環境用にインストールされた Webex App では Webview2 の自動インストールは行われないため、仮想デスクトップ環境で Webex App をご利用の際は Webview2 を事前にインストールしておく必要があります。
参考情報