はじめに
本ドキュメントでは Webex Calling のコールピックアップ機能について紹介します。
※2024 年 11 月時点の情報です。
コールピックアップとは、あるユーザに着信した呼を別のユーザが代わりに応答（ピックアップ）できる機能です。
2種類実装されています。
・ダイレクトコールピックアップ
・グループコールピックアップ
ダイレクトコールピックアップ
ダイレクトコールピックアップとは、ピックアップしたいユーザの「内線番号」を直接入力しピックアップする方法です。
直接内線番号を入力しますので、組織内全てのユーザの着信呼をピックアップすることができます。
ロケーション単位で内線番号を設定している場合、組織全体では同一内線番号が複数存在するような場合も想定されます。そのような場合にはロケーションにルーティングプレフィクス番号を設定、発信時にプレフィクス番号を付加することで異なるロケーションのユーザに着信した呼もピックアップすることができます。
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機能アクセスコード
以下いずれかの発信方法でピックアップ
*97 で発信後、ガイダンスに従い内線番号入力。
*97 + 内線番号で発信。
*97 + ロケーションプレフィクス番号 + 内線番号で発信。※ロケーションにルーティングプレフィクス番号を設定している場合。
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利用可能ライセンス
Calling Professional ライセンスのみ利用可能です。
ワークスペースライセンスの MPP 電話機では利用できません。
グループコールピックアップ
グループコールピックアップとは、コントロールハブでコールピックアップグループを作成、「グループメンバーに着信した呼」をピックアップする方法です。
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グループ作成条件
・ユーザーは 1 つのグループにのみ割り当てることができます。複数グループへの割り当てはできません。
・割り当てることができるのは同じロケーションのユーザー、ワークスペース、仮想内線のみです。
・ロケーションは複数のコール ピックアップグループを持つことができます。
・コール ピックアップグループの名前は一意である必要があります。
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コールピックアップグループ作成
コントロールハブ ＞ Calling ＞ 機能 ＞ コールピックアップ
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機能アクセスコード
*98 で発信。
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利用可能ライセンス
Calling Professional ライセンス、ワークスペースライセンスの両方で利用可能です。
ワークスペースライセンスの MPP 電話機でピックアップ機能を利用したい場合には、グループコールピックアップ設定が必要です。
Webex アプリのピックアップメニュー表示
Webex アプリ（デスクトップ）ご利用の場合、ウィンドウ下部に「ピックアップ」メニューを表示することができます。モバイルアプリは未対応となっています。
※スクリーンショットは Webex アプリ（Windows）43.4 で取得
設定 ＞ 通話 ＞ 通話ピックアップ
ピックアップグループメンバーに入っているかどうかでポップアップメニューが異なります。
左：ピックアップグループメンバーに入っている 右：ピックアップグループメンバーに入っていない
コールピックアップの通知タイプについて
コールピックアップ通知は Webex デスクトップアプリのみサポートしています。
そのため MPP 電話機 を利用している場合、通知は行われるものの通知タイプは適用されません。現状 MPP の場合は コントロールハブ上のコールピックアップの通知タイプ設定に関わらず、受話器の LED および通知音の両方で通知が行われます。
・コールピックアップ：通知タイプ設定
・Webex デスクトップアプリのビジュアル通知例
参考情報
Webex Calling - MPP で CH のコールピックアップの通知タイプ設定が適用されない
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