はじめに
Webex Calling は、利用開始後すぐにボイスメールサービスを利用することができます。
しかし実際にボイスメールを利用開始するには、いくつか必要な設定があります。
本ドキュメントでは、ボイスメール利用開始時に必要な初期設定について説明します。
ロケーション設定
まず初めに、ロケーション設定内にある「音声ポータル」の設定を行います。
コントロールハブ > ロケーション > 対象のロケーションを選択 > Calling > 音声ポータル
- 音声ポータル名
- 言語選択
- 電話番号(外線番号)または内線番号
- 音声ポータル管理パスコード(PIN)※ユーザパスコードとは別の番号を設定することを推奨
番号については、少なくとも内線番号を設定する必要があります。
組織に登録されている番号以外の外線電話番号からボイスメールを聞きたい場合には外線番号と内線番号の両方を設定します。番号を設定しなかった場合には、音声ポータルに接続しガイダンスを流すことができないためボイスメールを利用できません。

ユーザ設定
ユーザがボイスメールを利用するには、パスコード(PIN)を設定、その後個人名を録音します。
ユーザパスコードは settings.webex.com にて設定します。ユーザアクティベーション時のパスワード設定後、settings.webex.com へのログイン画面に遷移しますので、ユーザの初期設定として続けて設定することを推奨します。
ユーザパスコードは User Hub にて設定します。ユーザアクティベーション時のパスワード設定後、User Hub 画面が開きますので、ユーザの初期設定として続けて設定することを推奨します。
※管理者でデフォルトのパスコードを設定している場合には、管理者にご確認ください。
保存されているボイスメッセージを聞く方法として以下 3 つの方法があります。
- Webex アプリにてボイスメール一覧から再生
- 自分の内線番号に発信しボイスメールボックスにアクセス(MPP から再生する場合にはこの方法)
- User Hub にアクセスし、ボイスメールの受信トレイ [ボイスメールを管理] 一覧から再生
パスコード(PIN)は、自分の内線番号に発信しボイスメールボックスにアクセスする際に必要になります。
1. パスコードの設定
※CUP(Calling User Portal)は、User Hub にマイグレーションされました。
https://settings.webex.com/login にアクセスすると、User Hub にリダイレクトされます。
以下参照
What's new in Webex Calling
February 2024
Removed cross-launch access to Calling User Portal from the Control Hub
settings.webex.com にアクセス、「ボイスメールの PIN をリセットします」をクリック

パスコード( PIN )を設定し保存

User Hub より設定する方法
User Hub にログイン、設定 > 通話 > ボイスメール
「ボイスメール PIN をリセット」をクリック

パスコード(PIN)を設定し保存

2. 個人名の録音
自分の内線番号に発信します。音声ポータルに接続後、設定したパスコードを入力します。初回アクセス時に個人名を入力するようガイダンスが流れますので個人名(自分の名前など)を録音します。
録音した個人名は、通話がボイスメールに転送された際に最初に流れます。
録音しなくてもボイスメールサービスは利用できますが、録音することを推奨します。録音していない場合、内線番号発信の方法でボイスメールアクセス時に毎回個人名を録音するガイダンスが流れます。
3. 話中や無応答などの応答メッセージを変更する場合
自分の内線番号に発信し、音声ポータルに接続後、設定したパスコードを入力しボイスメールボックスにアクセスします。ガイダンスに従い変更したいメニューの番号を押下します。
個人名も録音し直すことができます。
ボイスメールサービスの組織全体の設定
デフォルトパスコードやパスコード有効期限など設定することができます。
例えばボイスメールのデフォルトパスコードを設定しておくと、もしパスコードがロックされた場合に管理者側でリセットすることができます。
コントロールハブ > Calling > サービス設定 > ボイスメール

参考情報
ボイスメール PIN を設定またはリセットする
Webex Calling ユーザーのボイスメール設定を構成し、管理する
すべての新規ユーザーのデフォルトのボイスメールのパスコードを設定する
ボイスメール設定を構成する
ボイスメッセージを聞く