Webex MediaサービスにおけるIP アドレスブロックの追加による影響について

[Takumi Muto]

• はじめに
• IPアドレスブロックの追加に関して
• Webexの公開しているIPアドレスブロックについて
• 影響を受けるお客様について
• 参考情報

 

はじめに

Webex では、不定期にネットワーク要件の変更がアナウンスされることがございます。 本記事ではこれらのうち、IPアドレスブロックの追加に関する内容について解説を行います。※本ドキュメントは、2023年4月時点の情報を元に作成しており、Webex Meetings、Webex Appをご利用のお客様を対象としております。

IPアドレスブロックの追加に関して

2023年4月、以下のタイトルの内容のメール通知が管理者様向けに発行されております。

Webex: Webex Public Block IP Address Range Additions

こちらのご案内におきまして、IPアドレスブロック163.129.0.0/16 及び 144.196.0.0/16 のIPアドレスブロックが新規にWebexのメディアサービスにて追加される旨がご案内をされております。

 

 

Webexの公開しているIPアドレスブロックについて

こちらの記事の "IP subnets for Webex media services" において公開されているIPアドレスブロックを用いることで
ドメイン指定でのアクセス許可を行うことのできない環境のお客様におきましてもメディアサービスへのアクセスを許可いただくことが可能となります。

 

影響を受けるお客様について

ファイアウォールなどでのアクセス制限を行っているお客様については通常、Webexでは弊社の指定するドメインに対してホワイトリストなどを用いてアクセスを許可していただくことを推奨させていただいており、今回のご案内で追加されるIPアドレスブロックについても指定されたドメインの中に包括される形となっております。しかしながら、ドメイン指定でのWebexサービスへの許可を行うことができない環境におきましては、弊社で公開をしているIPアドレスブロックを許可していただくことで、メディアサービスに限り、許可をすることが可能となります。したがって、ドメイン指定でのWebexサービスへの許可を行っていない環境かつ、当該IPアドレスをホワイトリストに追加しなかった場合は、Webexのメディアサーバーへのアクセスが不可となり、ビデオの表示がされない、音声がつながらないなどの事象が発生し、正常にサービスをご利用頂けない可能性がございます。

参考情報

• Network Requirements for Webex Services