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JapanTAC_CSC
Level 8
Level 8

2015年11月20日(初版)

TAC SR Collection
主な問題

通話を行っていないにも関わらず、電話機の特定番号へ着信が不可となり、発信者側へ Busy Tone が返されます。この問題は、SIP プロトコルで動作する 電話機への着信時に発生します。

原因

不具合 CSCug05305 が原因です。

本不具合は、Cisco Unified Communications Manager (以下 CUCM) が処理競合によって SIP のプロセスを正常に開放できず、コールがライン上に残ってしまうことが原因です。問題発生後に着信があった場合、着信側電話機が登録されている CUCM の Cisco CallManager トレース内に下記に示すログが出力されます。

17:43:55.451 |LineControl(11155) - 0 calls, 0 CiReq, busyTrigger=1, maxCall=2|5,100,63,1.12905305^(CUCMのIPアドレス)^*
17:43:55.452 |SIPStationD(5,100,65,14094), (デバイス名), (電話機のIPアドレス):(ポート番号 ), primaryDN=(着信できない電話番号), wait_CcSetupReq - call rejected ... number of calls (1) exceeds busy trigger (1) or for callpickup, number of calls exceeds call limit (2) |5,100,63,1.12905305^(CUCMのIPアドレス)^*

解決策

恒久対策としては、本不具合の修正済みバージョン以降へアップグレードを行ってください。
また、問題の発生頻度を下げる暫定対策としては、電話機のライン上 で Busy Triger の値を増やしてください。
尚、問題が発生した後は、電話機のリセットを行うことで不正に残ったなコールが開放され、着信が可能となります。Jabber の場合は、ユーザのサインアウト・サインインで開放されます。

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