2023 年 1 月 26 日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
Cisco Expressway-C の Jabberd モジュールにおいて、メモリ使用率が高騰する問題が発生します。また、メモリ使用率の高騰によって、 Mobile & Remote Access(MRA)利用の Jabber クライアントのログアウトやログイン失敗等の問題が発生します。 事象発生時に、下記コマンドにて Committed_AS 値が以下の数値を超えていることを確認できます。
小規模(Small):4.5GB 中規模(Medium):7GB 大規模(Large):9GB コマンド例: #cat /proc/meminfo | grep Committed_AS Committed_AS: 16087220 kB
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原因 |
Cisco Expressway on Virtual Machine インストレーションガイドの記載通りに vCPU を設定していないことにより、メモリの解放が正常にできず、メモリ使用率が上昇します。 Cisco Expressway X14.2 の vCPU 設定は、インストレーションガイドの「Virtual Machine Requirements」にて確認できます。他のバージョンのインストレーションガイドは、下記リンクをご参照ください。 https://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-guides-list.html
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解決策 |
暫定対策として、Cisco Expressway-C を再起動することで本問題を解消できますが、恒久対策としては、インストレーションガイド記載通りの vCPU 設定で Cisco Expressway-C を新規インストールして使用する必要があります。 再起動手順: 1. Maintenance > Maintenance mode > Maintenance Mode を On にし、メンテナンスモードを有効にします。 2. Maintenance > Restart Option > Reboot で再起動します。 メンテナンスモード On として再起動すると、メンテナンスモード Off で起動するので再起動後の操作は不要です。
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備考
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。