2021 年 10 月 13 日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
Cisco Unified Communications Manager Express (CME) にて、MeetMe 会議やコールパーク・転送を実施した後に、コールに関与した IP Phone がすべて Call Forward All 状態になる事象が確認されています。
本事象が発生した場合、該当 IP Phone に着信したすべてのコールが転送されます。
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原因 |
CMEの不具合 CSCvm84071 が原因です。特定のコール(MeetMe 会議やコールパーク・転送など)を行った際、本不具合により CME が Config に CFA を設定を行い、本事象が発生します。
[発生例] IP Phone A / B / C の MeetMe 会議
- A, B, C にて MeetMe 会議 (DN: 1001) を実施
- 会議を終了し、全員のコールを切断
- A, B, C がホーム画面に戻ると "Forwarded to 1001" がそれぞれ表示され、この状態で A, B, C が着信を受けると 1001 へ転送される。
- Config を確認すると下記が追加されている。
call-forward b2bua all 1001
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解決策 |
[恒久策] CSCvm84071 に記載された修正済みのバージョンにアップグレードしてください。
[一時的な回避策] IP Phone に Cfwdall ソフトキーを追加し、CFA 状態になった際に Cfwdall キーを押すことで一時的に Off にすることができます。しかしながら、再度問題のコールを実施した場合、再び CFA 状態になるため、恒久策のアップグレードを実施してください。
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。