2015-07-31 03:01 PM
2015年7月31日(初版)
TelePresence Multipoint Control Unit (MCU) の WebUI に "Unexpected media resource restart" というメッセージが表示されることがあります。
メッセージは、MCU の一部のメディアリソース (DSP) で再起動が発生したことを示すものです。
MCUのソフトウェアバージョン 4.5 から、「Isolated media processor reboot」という機能が実装され、個別のメディアプロセッサ (DSP) で発生した障害に対してより堅牢になりました。
DSP に何らかの障害が発生した場合、4.5 よりも前のバージョンでは MCU 全体が再起動していましたが、バージョン 4.5 以降では、障害の発生した DSP のみが再起動します。これによって、問題のあった DSP が再起動する間にその他の DSP で処理されている会議は影響を受けません。
再起動が行われる DSP で処理されている会議参加者は、音声やビデオの停止などの影響を受けますが、おおよそ30秒程度で復旧します。
MCU 4.5 のリリースノートの5ページ "Isolated media processor reboot" で上記の記載をご確認いただけます。
MCU Software Release Notes 4.5(1.55)
http://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/telepresence/infrastructure/mcu/release_note/Cisco-TelePresence-MCU-Software-release-notes-4-5-1-55.pdf
解決策
"Unexpected media resource restart" というメッセージは、MCU のWebUI上、Home > Logs > Call Home に進み、"Dismiss warning" ボタンをクリックすることで表示を消すことができます。
根本原因の調査が必要な場合には、以下の情報を取得して Cisco TAC にお問い合わせください。
- MCU Diagnostics information
- MCU の WebUI より、ステータス > 一般 > 診断情報をダウンロード(Home > Status > General > Download diagnostic information)
- MCUの機種、ソフトウェアバージョン
- MCU 5300 シリーズの場合、クラスタ構成されているかどうか。クラスタ構成の場合、障害が発生した MCU は Master なのか Slave なのか。
- 事象発生時に MCU で開催していた会議の内容
- 開始時間、参加者数など
- 事象の再現性
- 同様の会議を開催すると事象が再発するか、MCU を再起動して事象が再発するかなど
MCUのバージョン4.5は、7月31日時点では、4.5(1.71)が最新バージョンとなります。
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