2023 年 1 月 18日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
Voice GW で BRI NIM モジュールを跨いだ failover が動作しない事象が報告されています。Voice GW で BRI NIM モジュール内の複数ポートに関しては failover が動作するものの、BRI NIM モジュールを跨いだ場合は failover が動作しません。 例: NIM subslot 0/1 に BRI NIM モジュール A および NIM subslot 0/2 に BRI NIM モジュール B が存在し、それぞれの NIM モジュールに 2 ポートずつ接続されている場合に、
- BRI NIM モジュール A ポート 1 (0/1/0) の次に BRI NIM モジュール A ポート 2 (0/1/1) へ遷移するよう preference を設定した場合は failover 可能
- BRI NIM モジュール A ポート 1 (0/1/0) の次に BRI NIM モジュール B ポート 1 (0/2/0) へ遷移するよう preference を設定した場合は failover できない
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原因 |
switch-type の設定をグローバル config で設定していたとしても、以下のように片方の BRI インタフェースでのみ switch-type が定義されている場合は、BRI NIM モジュール跨ぎの failover が動作しません。
interface BRI0/1/0:0
interface BRI0/2/0:0
isdn switch-type ntt
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解決策 |
両方の BRI インターフェースに対して、明示的に switch-type を設定してください。
なお、Webex Calling の LGW では以下の BRI に関する制限事項が報告されています。
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備考
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。