2024 年 07 月 11 日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
ワークスペースに登録した電話機 (Multi Platform Phone / MPP) を Control Hub (CH) から削除した場合でも、ファクトリーリセットを行わなかった場合は電話機が登録できてしまう事象が報告されています。
条件 :
- 共用エリアのワークスペースライセンス (common area workspace license) を使用
再現手順 :
- ワークスペースに電話機 (MPP A) を割り当てる
- MPP A をネットワークから切り離す
- MPP A を CH から削除する
- 新しい電話機 (MPP B) をワークスペースに割り当てる
- 古い電話機 (MPP A) をネットワークに繋げる
結果 :
- 古い電話機 (MPP A) がワークスペースに登録できてしまう
- ワークスペースの番号にコールした場合、MPP A のみが鳴動する
|
原因 |
現状の実装通りの動作です。電話機を CH から削除する場合はファクトリーリセットが必須となります。
電話機を CH から削除する際に、以下のファクトリーリセットに関する注意喚起メッセージが表示されます。
|
解決策 |
以下のいずれかの方法でファクトリーリセットを実施してください。
- 電話機で Webex Aware が有効でありオンラインである場合、CH から削除時に自動的にファクトリーリセットが実施されます。
- それ以外の場合は、手動でファクトリーリセットを実施してください。
なお、ファクトリーリセットを忘れたことで事象が発生してしまった場合は、以下の復旧方法を実施してください。
- 古い電話機を手動でファクトリーリセットを実施
- その後、新しい電話機を再起動
参考 : Webex Calling - MPP 7800 / 8800 シリーズのファクトリーリセット (Factory Reset) 方法
|
備考
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。