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ktajiri
Cisco Employee
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ICSR 構成のシステムにおいて、Active から Standby へ切り替え後、短時間で再度切り替えを実施した際に、graceful-cleanup-on-audit-fail にてセッションが切断される事象についての確認のまとめとなります。

* 一部明確でない部分や、リリースや環境で動作差分がある可能性もあるため、実際の動作については該当のリリースでの試験等での確認をお願い致します。

  • ICSR Active と Standby 間では通常の呼処理時や ICSR 切り替え時にセッション情報の同期が実施されますが、すべての情報が同期されるわけではなく、一部は切り替え後の audit 処理にて同期される情報があります。この既知動作としては ECS 関連情報の external audit があります。
  • ECS の external audit にかかる時間については、セッション数などにも依存するため、一概に言えない部分がありますが、30分毎に動作しているため、切り替え後40分程度の待ち時間が必要となることが考えられます。
  • external audit が実施されるより前に再度切り替えを実施してしまうと、 ECS 関連の必要な情報が引き継がれていないため、2回目の切り替え後に正しい情報が引き継がれず、該当セッションが graceful-cleanup-on-audit-fail にて切断されます。

  • 上記 ECS 関連で発生する事象については対策が実施されており、以下の設定を加えることによって ECS 情報の同期時間を短縮できます。
  1. switchover retain-complete-sess-info
    ICSR切り替え時に external audit に依存せず、加入者セッション自身が ECS 情報を取得する設定です。
    関連資料:
    https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/asr_5000/21-19_6-13/Mode_R-Z-CLI-Reference/21-19-cli-reference-r-z/21-14-R-Z_CLI_Reference_chapter_011010.html#reference_42a1fa5c-eebe-45c5-8c98-0cdfd0bedb20
  2. standby database-recovery aggressive
    ICSR切り替え時の sessmgr のリカバリ動作を高速化する設定です。
    関連資料:
    https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/asr_5000/21-23/ASR5500-Sys-Admin/21-23-asr5500-sys-admin/21-17-ASR5500-Sys-Admin_chapter_011010.html

    * これらを設定することにより、external audit 動作に依存しない形でより高速に ECS 関連の情報の引き継ぎが実施されます。
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