2024年4月26日 (初版)
| TAC SR Collection |
| 主な問題 |
eXR が動作するルータでは、XR VM でコマンドの冒頭に admin を加えることで
sysadmin VM 専用コマンドを実行可能です。
ただし、このコマンドの出力に END という文字列が現れると、出力は中断されてしまいます。
(出力内に END という文字列が含まれている場合に、その文字列がすべて大文字であることが条件です)
実行例1:
RP/0/RP0/CPU0:Router#admin show logging
<snip>
0/RP0/ADMIN0:Apr 12 07:45:03.283 : inst_mgr[4340]: %INFRA-INSTMGR-5-SW_RESYNC_END : Node
location 0/RP0 finished its software synchronization. It will now reboot the new software.
ログ出力中断
実行例2:
RP/0/RP0/CPU0:Router#admin show controller card-mgr event-history brief location
<snip>
01/10 12:00:38.811 PROCESS_PENDING_RESET if_pending_cold_reset_req
ログ出力中断
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| 原因 |
この問題は CSCvz26530 にて報告されています。
CSCvz26530: Incorrect pagination of sysadmin command output
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| 解決策 |
出力が中断した場合、Enter キーもしくは Space キーを押下することで出力を再開できます。
(再開後の出力はページング設定に従います。)
また、この問題を避けるためには、sysadmin VM のコマンドを XR VM から直接実行するのではなく、
sysadmin VM に切り替えてから実行します。これにより、出力に END の文字列が含まれていても
出力が中断されません。
実行例:
RP/0/RP0/CPU0:Router#admin
user connected from 192.0.0.4 using ssh on sysadmin-vm:0_RP0
sysadmin-vm:0_RP0#show logging
<snip>
aaa authentication users user admin
0/RP0/ADMIN0:Apr 12 07:45:03.283 : inst_mgr[4340]: %INFRA-INSTMGR-5-SW_RESYNC_END : Node
location 0/RP0 finished its software synchronization. It will now reboot the new software.
ログ出力は中断されません
この問題の解決には CSCvz26530 の修正されたバージョンを使用する必要があります。
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。
