StarOS: Bearer Resource Command 受信時に sessmgr restart が発生する

JapanTAC_CSC · ‎2023-07-28

2023年07月28日 (初版)

TAC SR Collection

主な問題

Bearer Resource Command 受信時に sessmgr restart が発生することがあります。

Backtrace 例 )

Assertion failure at sess/egtp/egtpc/egtpc_evt_handler_func.c:11498 <<<<<<
  Function: egtpc_handle_bearer_res_cmd_req_evt() <<<<<<
  Expression: (((evt_data->evt_info.ebi_info.p_b_rec[0]) != ((void *)0)) && ((evt_data->evt_info.ebi_info.p_b_rec[0])->magic == (('B'<<24) |
(snip)
    [ffffe430/X] <unknown>() sp=0xff994eb8
    [0beccaa8/X] sn_assert() sp=0xff994f08
    [08108a90/X] egtpc_handle_bearer_res_cmd_req_evt() sp=0xff995b98  <<<<<<
    [081749f6/X] egtpc_handle_user_sap_event() sp=0xff996c78

原因

無効なベアラーに対して Bearer Resource Command を受信したことにより sessmgr がクラッシュしていたことが原因です。
sessmgr の restart が発生しても session recovery が行われるためサービス影響はありません。
修正として無効なベアラーに対してリクエストを受信した場合は Bearer Resource Failure Indication を送信する変更が行われています。

この問題は CSCwc53423 として報告されています。
CSCwc53423: Sessmgr task restart on sess/egtp/egtpc/egtpc_evt_handler_func

解決策

本事象の回避方法はありません。恒久的な対策には、 CSCwc53423 の修正されたバージョンを使用する必要があります。

備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。