StarOS: CUPS CP において低スループットが発生する

JapanTAC_CSC · ‎2023-01-27

2023年1月27日 (初版)

TAC SR Collection

主な問題

CUPS CP がフォールバック中に MME から Create Session Request で AMBR(Aggregate Maximum Bit Rate) の最大値 4294967 kbps を超える要求があった場合に U-plane 通信に対して低スループット ( 最大値約 4.2Gbps の要求に対して 11kbps 程度に低下 ) が発生します。

原因

CP から UP へ送出される AMBR が最大値 4294967 kbps を超過していることが原因です。最大値を超過した要求を受けることで UP において処理異常が発生することがあります。

例 ) 以下の場合最大値 4294967 kbps を超えています
        AGGREGATE MAX BIT RATE:
            Value:
                Uplk AMBR: 4294968 kbps <<< 
                Dnlk AMBR: 4294968 kbps <<<

この問題は CSCwd60402 として報告されています。
CSCwd60402: CUPS-CP: Low Throughput - CRBN=Fallback.

解決策

この問題の回避策はありません。恒久的な対策には、 CSCwd60402 の修正されたバージョンを使用する必要があります。

備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。

StarOS: CUPS CP において 低スループットが発生する

StarOS: CUPS CP において低スループットが発生する